プレミアリーグ

プレミアリーグ

ユナイテッドは合計20回のリーグ優勝を誇っている。これは、ライバルのリヴァプールよりも2回多い記録(リヴァプールは1990年以降優勝から遠ざかっている)。

1892年にリーグ参加が認められたチームにとって、史上初のリーグ優勝は、ニュートン・ヒースからマンチェスター・ユナイテッドに改名してから6年後の1908年のことだった。その後1911年にもタイトルを獲得したが、サー・マット・バズビーの強力なリーダーシップの下、イングランド国内でユナイテッドが強豪としての地位を確立したのは、第二次世界大戦後のことだった。

1947、1948、1949、1951年には2位でフィニッシュしたものの、1952年にリーグ優勝を達成。その数年後、有名なバスビー・ベイブズが誕生する。1956、1957年と連続優勝を果たしたユナイテッドだったが、ミュンヘンでの飛行機事故に遭い、8人の現役選手を含む21人の命が奪われる悲劇を経験。それでもバズビー監督はチームを立て直すことに成功し、1965年と1967年に再びチャンピオンシップを獲得する。

だが、ユナイテッドはそれからの26年間、タイトルから縁遠いチームとなってしまう。その状況を打破したのがサー・アレックス・ファーガソンで、1993年に発足したプレミアリーグのタイトルを獲得。それ以降、ユナイテッドは1994、1996、1997、1999、2000、2001、2003、2007、2008、2009、2011、2013年にリーグ優勝を果たしている。

最終的に有終の美を飾った2008-09シーズンだったが、シーズン序盤はスロースタートと苦しむ展開に。しかし、同年には7つのトロフィー(クラブ・ワールドカップ、チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ、カーリングカップ、UEFAスーパーカップ、コミュニティシールド)獲得に挑戦する機会を得た。シーズンが進むに連れて調子を上げたチームは、ラスト21試合で18勝をマーク。残り2試合となって迎えたオールド・トラッフォードでのアーセナル戦では0-0のスコアレスドローとなったが、優勝確定に必要だった勝ち点1を取り、クラブ史上18回目となるリーグ優勝を果たした。

翌2009-10シーズンでは、当時カルロ・アンチェロッティが率いたチェルシーに2冠を達成されたが、次の2010-11シーズンはホームゲームで素晴らしい戦績を残し、ホームでのブラックバーン戦で勝ち点1を記録して優勝を決めた。

リーグ新記録となる通算19回目の優勝を果たしたが、シティーとのタイトルレースを展開した2011-12シーズンは、最終戦終了後、得失点差で逆転優勝を決められるという屈辱を味わう。

タイトルを奪還を誓って臨んだ2012-13シーズンは、4試合を残して優勝を決める。優勝を決めた2013年4月22日にホームで行われたアストン・ヴィラ戦では、前年の夏に獲得したロビン・ファン・ペルシーがハットトリックを達成し、3-0で完勝。見事にトロフィーを取り戻した。