アンデル・エレーラ、マルコス・ロホ

“アミーゴ”の復帰を大歓迎

木曜日 30 11月 2017 14:34

マルコス・ロホの復帰に満面の笑みを見せているマンチェスター・ユナイテッドのチームメイトこそ、アンデル・エレーラだ。エレーラは、ロホが7ヵ月も離脱する原因となったヒザの負傷前、同選手を「世界トップ5に入るCB」と称えていた。

アンデルレヒトとの昨季ヨーロッパリーグ準々決勝 第2戦で負傷するまでの間、ロホはエリック・バイリーとCBコンビを形成し、不動の地位を築いていた。ケガをしたアンデルレヒト戦は、昨季41試合目の出場だった。

ヒザの負傷により、ストックホルムでアヤックスと対戦した決勝には出場できなかったが、ダグアウトからチームに声援を送り、リハビリ中だった今夏もアメリカでのプレシーズンツアーに帯同し続けた。

そして11月、チャンピオンズリーグのバーゼル戦で復帰を果たすと、4-2で勝利したワトフォード戦でも先発出場を果たした。

ロホの復帰は、これから過密日程時期を迎えるチームにとって朗報だ。エレーラも、復帰した友人に向け、Premier League Productionsとのインタビューで、温かい言葉をかけている。

「昨シーズンに彼がケガをしたとき、彼には世界トップ5のCBという声をかけた。それだけ素晴らしい活躍だったからね。彼のキャリアにとってベストな時期のケガだったから、本当に残念に思った」

「彼は、コンディションを可能な限りベストな状態に戻すことに集中していた。だから、彼の復帰は心から嬉しい。これからは身体のケアをしっかりしないといけない。ヒザのケガをした後は、他の部分のケアが肝心」

ロホの復帰

ロホは、ポール・ポグバとズラタン・イブラヒモヴィッチが復帰した11月18日のニューカッスル戦のベンチメンバーに選ばれたが、出番は与えられなかった。それから数日後、スイスでのバーゼル戦で復帰を果たすと、攻守両面で好パフォーマンスを披露。力強いシュートがバーに直撃するシーンも見られた。

バーゼル戦後、ジョゼ・モウリーニョ監督は「ロホは非常に良かった。数週間前でもプレーできていたかもしれない。ただ、彼の復帰を急がせる必要がなかった。前半は非常に楽で、彼もボールに何度も触れた。フィジカル的に求められるものも少なかった。彼は、自分のプレーをコントロールできていたので、私も本当に嬉しい」と語った。

その後ロホは、ブライトン戦で休養を与えられると、ミッドウィークにヴィカレージ・ロードで行なわれたワトフォード戦に先発出場。再び7ヵ月欠場した選手とは思えないプレーを見せた。

唯一の失敗は、ペナルティエリア内でロベルト・ペレイラを倒してワトフォードにPKを与えてしまったことだろう。それでも、復帰したロホは、これからさらに状態を上向かせていくはずだ。

アーセナル戦でロホは先発出場するか?

 その答えを知っているのは、モウリーニョ監督だけだ。監督は、ワトフォード戦でビクトル・リンデロフ、クリス・スモーリング、ロホの3選手を起用した。直近2試合のプレミアリーグ戦を見る限り、監督はリンデロフとスモーリングのペアを重用している。

エリック・バイリーとフィル・ジョーンズがメンバーに選ばれる可能性があるかどうかは、まだわかっていない。金曜日の定例会見で、監督が負傷選手に関する最新情報を明らかにする可能性はある。