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決勝点を決めたクリス・スモーリング

シティー 2-3 ユナイテッド

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マンチェスター・ユナイテッドは、ダービーの日にプレミアリーグ優勝を決めるというマンチェスター・シティーのプラン通りに事を運ばせなかった。エティハド・スタジアムでの一戦は、驚愕の逆転勝利でユナイテッドが勝利を収めている。

ユナイテッドは、前半にヴァンサン・コンパニとイルカイ・ギュンドアンにゴールを決められ、前半終了の時点では意気消沈していたように見えた。

ブルーズサポーターは早くも優勝が決まったかのように振る舞ったが、決して諦めない闘志が後半に復活。ポール・ポグバの連続ゴールとクリス・スモーリングの逆転弾により、シティーの夢を打ち砕いた。

試合開始前には、今週61歳の若さで亡くなった元ユナイテッドMFレイ・ウィルキンスの功績を称えるため、1分間の拍手を送る時間が設けられた。その直後、主審マーティン・アトキンソンの笛が吹かれ、第176回目のダービーが開幕した。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、2-0で勝利した前節スウォンジー・シティー戦から2選手を変え、エリック・バイリーとアンデル・エレーラを先発に起用。

ペップ・グアルディオラは、ミッドウィークにリヴァプールに3-0で敗れたチャンピオンズリーグ準々決勝 第1戦から4選手を変えて大一番に臨んだ。

試合開始直後こそどちらがコントロールするわけでもない展開になったものの、シティーがダービーを支配し始めた。逆にユナイテッドは、25分に先制点を決められる前にGKエデルソンを慌てさせることができなかった。

アントニオ・バレンシアがシティーにコーナーキックを与えると、ホームチームはリロイ・ザネがボックス内に入れたボールをブルーズ主将コンパニに頭で決められ、シティーが試合を動かす。

追い風に乗ったシティーは、ユナイテッドに波状攻撃。先制点から5分後、ギュンドアンにもゴールを許し、早くも2-0の状況に。

セーブに次ぐセーブを決めてきたダビド・デ・ヘアだが、不運にもそのデ・ヘアのクリアーがシティーに渡ってしまい、ピンチを作る。見事なパスの連続からギュンドアンがボックス内に入り込み、右足で蹴られたボールがゴールネットを揺らした。ユナイテッドは、完全にロープを背負ってしまう。

攻撃の手を休めないシティーだったが、ラヒーム・スターリングの破壊モードが発動されなかったのは幸運だった。わずか3分間に2回もスターリングに決定的な場面を作られたものの、シュートは2本ともにバーを越えた。

すると今度はギュンドアンが再びゴール前に顔を出し、フリーの状態でヘディングシュートを放ったものの、これはデ・ヘアが対応。

ようやく前半終了の笛が鳴るも、後半も先手を奪ったのはシティー。ギュンドアンがシュートでユナイテッドゴールを襲いかかったが、枠に救われた。

なんとかダービーに一石を投じたいユナイテッドは、ポグバが違いを生み出す。この日初のシュートを放ったポグバは、GKエデルソンにセーブされた。だが直後、たった97秒の間に大きな波を作り、ブルーズに襲いかかったのもポグバだった。

53分と55分に見られたポグバのゴールは、アレクシス・サンチェスの見事なプレーから生まれている。1点目はアレクシスがエレーラにクロスを上げたところから生まれた。これをエレーラが胸で落としてコンパニの背後にボールを通すと、ポグバが蹴り込み1点を返す。

シティーが落ち着きを取り戻す前、アレクシスは浮かせたキラースルーボールをボックス内に蹴り込むと、ポグバが頭で押し込み2-2の同点に追いつく。

45分が終了した時点では想像もつかなかったカムバックと言っても過言ではない。しかし、これで終わりではなかった。

信じられない大逆転劇は、アレクシスのアシストにとって完遂。69分、アレクシスのフリーキックに合わせてシティーDFの裏に飛び出したスモーリングが右足を合わせ、ついにユナイテッドが試合をひっくり返すことに成功する。

ダービー故に避けられないヒートアップの場面も見られたが、主審アトキンソンがイエローカードを数枚出して収めた。

シティーは後半に交代出場したセルヒオ・アグエロが89分に同点ゴールを決める機会を得るも、デ・ヘアがアクロバティックなセーブで弾き返し、試合を振り出しに戻そうとするシティーを阻む。

シティーのリーグ優勝が決まるかに思われた一戦は、ユナイテッドが勝利しホームに勝ち点3と地元の誇りを持ち帰る結果に。試合終了後には、エティハド・スタジアムに詰めかけたユナイテッドサポーターが、選手たちを大きな歓声で称えた。

ラインナップ

シティー:エデルソン、ダニーロ、コンパニ(キャプテン)、オタメンディ、デルフ、Bシウバ(72分にジェズスと交代)、Dシウバ(72分にデ・ブライネと交代)、フェルナンジーニョ、ギュンドアン(75分にアグエロと交代)、ザネ、スターリング

出場機会のなかったサブ:ブラボ、ウォーカー、ラポルト、トゥレ

イエローカード:スターリング、フェルナンジーニョ、アグエロ、ダニーロ、コンパニ、ジェズス

ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、スモーリング、バイリー、ヤング、マティッチ、エレーラ(90分にリンデロフと交代)、ポグバ、リンガード(84分にマクトミネイと交代)、ルカク、アレクシス(82分にラッシュフォードと交代)

出場機会のなかったサブ:ペレイラ、ロホ、マタ、マルシャル

イエローカード:エレーラ、ポグバ

注目ポイント

 ポグバが批判に返答
ダービー前に批判の矛先になったポグバは、苦しい展開を強いられた前半を終えた後、見後な2ゴールをマーク。2度の決定機を生かしてみせた。

アレクシスが再び大活躍
今年1月にシティーとの競争に勝ってユナイテッドがアレクシスを獲得した事実を、ブルーズサポーターは決して忘れていない。スウォンジー戦でも大活躍を見せたアレクシスは、ユナイテッドの3ゴールすべてに絡んだ。

ユナイテッドの次戦は?
次節はオールド・トラッフォードに戻っての一戦。4月15日にリーグ最下位のウェスト・ブロムウィッチと対戦する。先日アラン・パーデューを解任したバギーズは後任監督を決めていない。

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