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決勝点を決めたマルアン・フェライニ

ユナイテッド 2-1 アーセナル

決して諦めないマンチェスター・ユナイテッドが、アーセン・ヴェンゲル監督にとってアーセナルの監督としてオールド・トラッフォードでの最後の試合となった一戦に勝利。ジョゼ・モウリーニョ監督が後半に送り込んだマルアン・フェライニが終了直前ストレトフォード・エンドでヘディングシュートを決め、ライバルから勝ち点3を獲得している。

ポール・ポグバのゴールで先制したユナイテッドに対し、アーセナルはヘンリク・ムヒタリアンが古巣から得点を奪い同点に追いついた。しかし、フェライニが後半追加タイムに全てを勝ち取る決勝点を決めた。
今節の勝ち点3により、ユナイテッドのリーグ4位以内が確定。来季もオールド・トラッフォードでチャンピオンズリーグの試合が開催されることが決まった。長年ライバルとして鎬を削り合ったヴェンゲル監督への敵意は見らなかった。アーセナルは、アトレティコ・マドリーとのヨーロッパリーグ準決勝 第2戦を見据え、8選手を変更してユナイテッド戦に臨んだ。

ヴェンゲル監督にとってガナーズ指揮官として最後の一戦は、ユナイテッドが均衡を破る展開でスタート。16分、ポグバはロメル・ルカクにパスを渡してボックス内に忍び込む。ルカクのクロスにアレクシス・サンチェスが頭で合わせ、エクトル・ベジェリンに触れてポストにヒット。バウンドしたボールをポグバが蹴り込んで、ユナイテッドが先制した。

サー・アレックスとヴェンゲル監督が対峙した時代のような緊張感は見られなかった。それでも、クオリティの高い攻防が続く展開に。

アレクシスが古巣相手にゴールを決めたかったのだとしたら、同じことはムヒタリアンにも当てはまっただろう。今年1月にアレクシスと交換でアーセナルに移籍したムヒタリアンは、ガナーズの流れるような攻撃の中心を担った。だが、放ったシュートはダビド・デ・ヘアを驚かせるには至らない。ユナイテッドも、先制後は決定的なシーンを作れず、アシュリー・ヤングのクロスがポストを直撃した程度で前半を折り返す。

後半がスタート後も、ルカクがコンスタンティノス・マヴロパノスとの接触により負傷交代するまでは動きは見られなかった。打撲を負ったルカクは、そのままプレー可能か試そうとしたものの続けられず、50分にマーカス・ラッシュフォードと交代。その直後、ムヒタリアンに同点ゴールを許してしまう。自陣でボールを失ったユナイテッドに対し、ガナーズはグラトニ・ジャカからのパスを受けたムヒタリアンが右足で放った低い弾道のシュートを蹴り込み、試合は振り出しに戻る。

ムヒタリアンが最後にオールド・トラッフォードでゴールを決めたのは、昨年9月のエヴァートン戦だった。古巣からのゴールを決めた後、ムヒタリアンは敢えてゴールパフォーマンスを自粛し、静かに喜ぶ程度にとどめた。64分には両チームが交代カードを切り、ジョゼ・モウリーニョ監督はアンデル・エレーラ、ジェシー・リンガードに代えて、アントニー・マルシャルとフェライニを投入。ヴェンゲル監督はリース・ネルソンと負傷したセアド・コラシナツを下げ、元ユナイテッドのダニー・ウェルベックとナチョ・モンレアルをピッチに送る。

マンキュニアンのウェルベックは、交代直後にロングシュートを放ったが、これはデ・ヘアが対応。最近ゴールを量産しているクリス・スモーリングにチャンスが訪れるも、マルシャルからのクロスにサイドフットを合わせられない。

フェライニ決勝点の瞬間
フェライニのバックヘッドが決勝点

76分にジョー・ウィロックと交代したムヒタリアンを、ユナイテッドファンは拍手で称賛しリスペクトの念を示した。87分、ユナイテッドはマルシャルからのクロスにフェライニが頭で合わせてポストに直撃。バウンドしたボールをラッシュフォードが決めたかに思われたが、オフサイドと判定されてしまう。

残念な空気が漂ったのも、ほんの数分だった。後半追加タイムにヤングがクロスを入れ、これをフェライニが今度はヘディングシュートで押し込んで勝ち越し、ユナイテッドが見事に勝利を収めた。

ラインナップ

ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、リンデロフ、スモーリング、ヤング、エレーラ(64分にマルシャルと交代)、マティッチ、ポグバ、リンガード(64分にフェライニと交代)、ルカク(50分にラッシュフォードと交代)、アレクシス

出場機会のなかったサブ:ペレイラ、ロホ、マタ、マクトミネイ

アーセナル:オスピナ、ベジェリン、チェンバース、マヴロパノス、コラシナツ(64分にモンレアルと交代)、ジャカ(キャプテン)、メイトランド・ナイルズ、イウォビ、ネルソン(64分にウェルベックと交代)、ムヒタリアン(76分にウィロックと交代)、オーバメヤン

出場機会のなかったサブ:ツェフ、ホールディング、オセイ・トゥトゥ、エンケティア

イエローカード:ジャカ

注目ポイント

 ウェンブリーでの決勝メンバーはほぼ確定か?
モウリーニョ監督は、スパーズを2-1で下したエミレーツFAカップ準決勝の先発からフィル・ジョーンズだけを変更し、ビクトル・リンデロフを起用した。この日のメンバーを見る限り、中盤はマティッチ、ポグバ、エレーラに固定したようにも思える。アレクシスとルカクはフロントマンで確定している。

来季のユナイテッド対アーセナルはかつての盛り上がりを取り戻すか?
ユナイテッドには可能。伝説を残した前任者の後継者を得た、という点ではユナイテッドが前を進んでいる。あとは来季からアーセナルの指揮を誰が執るか次第だ。

ユナイテッドの次戦は?
5月4日(金)、アウェイでブライトンと対戦する。