フェライニ

バレンシア 2-1 ユナイテッド

水曜日 12 12月 2018 23:00

マンチェスター・ユナイテッドは、スペインでのバレンシア戦に敗れ、チャンピオンズリーグ・グループHを2位で通過した。

カルロス・ソレルのゴールで先制され、後半早々にはフィル・ジョーンズのオウンゴールでリードを広げられた。後半に交代出場したマーカス・ラッシュフォードが1点を返したものの、逆転するには遅過ぎた。

この結果、ユナイテッドのグループ2位通過が確定。ユヴェントスはスイスでのヤングボーイズ戦に2-1で敗れたが、首位を確定させた。ラウンド16では、より厳しい相手と対戦する可能性が出てきた。

後半に交代出場したマーカス・ラッシュフォードがゴールを記録

先月オールド・トラッフォードでヤングボーイズに1-0で勝利したユナイテッドは、すでにノックアウトステージ進出を決めていた。そうした影響もあったのかもしれないが���ジョゼ・モウリーニョ監督は、4-1で快勝した先週末のフルアム戦から8選手を変更。17歳のジェームズ・ガーナーとメイソン・グリーンウッドをベンチに加えた。

国内リーグでの苦戦が続くバレンシアも3位を確定させてヨーロッパリーグへと回ることが決まっていたため、エスタディオ・デ・メスタージャに詰め掛けた観客の数は普段より少なかった。しかし、会場には2000人のユナイテッドサポーターが応援に駆けつけてくれた。

先発には、バレンシアが古巣のフアン・マタ、アンドレアス・ペレイラを起用したが、序盤から試合の流れを掴んだのは、ホームチームだった。9月25日以来の出場となったセルヒオ・ロメロは、サンティ・ミナの低いクロスに対応。バレンシアは、その後もダニエル・パレホのシュート後ジョフレイ・コンドグビアが詰めたがワイドに流れる。

バレンシアが先制したのは17分だった。ミナのクロスをマルコス・ロホがクリアーするも、ソレルのシュートがファーに決まり、バレンシアが1点をリードする展開に。大幅にメンバーを入れ替えたユナイテッドは、ポゼッションこそキープするも、GKハウド・ドメネチの牙城を脅かすことができない。そんな時、ヤングボーイズがPKでリードを奪ったという報せが飛び込んできたため、尚更フラストレーションが溜まった。

ユナイテッドにとって前半最大のチャンスは、ペレイラのコーナーキックから生まれたシーンだ。マルアン・フェライニが頭で合わせて流れたボールが、フリーだったポール・ポグバの足元に転がるも、近距離からのシュートは枠を外れた。逆にホームのバレンシアは、ミシー・バチュアイがクリスティアーノ・ピッチーニからのパスを決めきれず、1-0のまま前半を終えた。

ユナイテッドは、後半あたまからロホに代えてアシュリー・ヤングを左サイドバックに起用したが、後半開始から90秒後に追加点を決められてしまう。バチュアイを抑えようとしたジョーンズがボールを自陣に蹴り込んでしまい、バレンシアが2-0。ジョーンズはファウルがあったと主張するも、ベルギー出身の主審ジョージ・カバコフがこれを認めなかった。

バレンシアの攻撃は続き、デニス・チェリシェフのシュートはバーを越す。たまらずモウリーニョ監督は、フレッジとロメル・ルカクを下げて、ラッシュフォードとジェシー・リンガードを加えて打開を図る。この選手交代により、ユナイテッドのプレーには力が戻り、ペースも上がった。

スペインのビジャレアルでプレーしたエリック・バイリーが、ペレイラのコーナーキックから右足を振り抜くも、シュートは枠外。また、ポグバも2度ドメネチに対応させるシュートを放ったが、得点は生まれない。

交代出場のラッシュフォードが、ヤングからのクロスを頭で押し込み、ユナイテッドはアウェイゲーム11試合連続ゴールを記録。この得点が生まれる直前には、ポゼッションを死守したリンガードのナイスプレーも見られた。

終盤、ポグバが浮かせたパスに反応したマタがゴール前でシュートを合わせたものの、ボールに上手く力が伝わらず、同点ゴールとはならず。このまま試合終了となり、フラストレーションが溜まる結果に終わった。

次戦は16日(日)にアンフィールドで行なわれるリヴァプールとのライバル対決になる。チャンピオンズリーグ・ラウンド16組み合わせ抽選は、来週月曜日に開催される予定だ。

メスタージャでのポール・ポグバ

試合情報

バレンシア:ドメネチ、ピッチーニ、ルベン・ヴェゾ、ディアカビ、ラト(51分にガライと交代)、ソレル、コンドグビア、パレホ(c)、チェリシェフ(66分にトーレスと交代)、バチュアイ、サンティ・ミナ(68分にロドリゴと交代)

出場機会のなかったサブ:ネト、コクラン、リー、ヴァス

得点:ソレル(17分)、ジョーンズ(オウンゴール、47分)

イエローカード:ラト

ユナイテッド:ロメロ、バレンシア(c)、ジョーンズ、バイリー、ロホ(46分にヤングと交代)、フレッジ(57分にラッシュフォードと交代)、フェライニ、ポグバ、マタ、ルカク(69分にリンガードと交代)、アンドレアス

出場機会のなかったサブ:グラント、ガーナー、エレーラ、グリーンウッド

得点:ラッシュフォード(87分)

イエローカード:バレンシア、バイリー、ラッシュフォード

特別な2日間に興奮するマタ

 記事

マタがブログを更新。フルアム戦、そして古巣バレンシア戦について綴った。