前任者からキャプテンシーを学んだポグバ
ポール・ポグバは、マンチェスター・ユナイテッドが2-1で勝利したレスター・シティーとのプレミアリーグ開幕戦で、キャプテンに相応しいパフォーマンスを披露した。
25歳のポグバは、オールド・トラッフォードのレジェンドから、そしてセリエAの強豪でキャプテンの何たるかを学んだという。
ポグバは、負傷欠場したアントニオ・バレンシアに代わり、開幕戦でキャプテンマークを任された。
キャプテン・ポグバ
記事レスターとの開幕戦後、勝利に貢献したポグバがMUTVのインタビューで試合を振り返った。
ジョゼ・モウリーニョ監督は、バレンシアの復帰時期を明かしていない。つまり、今後もポグバがキャプテンを務める可能性がある。
フランスにワールドカップ優勝をもたらしてからわずか26日後、しかもチームに合流してフル練習を1週間もこなしていないにもかかわらず、ポグバは公式戦に出場した。
レスター戦では、開始3分に獲得したPKを成功させ、84分に交代。モウリーニョ監督は、ポグバを「モンスター」と形容した。
キャプテンとしてチームを引っ張ったポグバは、過去にチームでキャプテンを務めたレジェンドから得たものがあったと語った。
「前にユナイテッドに所属した時は、リオ(ファーディナンド)がキャプテンだった。パトリス・エヴラもキャプテンだったし、マイケル・キャリックもキャプテンだった。ユヴェントスに移籍した時には、ジョルジョ・キエッリーニ、ジャンルイジ・ブッフォンがキャプテンだった」
「彼らから学んだことは多い。『リーダーになる方法』なんていう本もないしね。ピッチでは、リーダーか、そうではないかのどちらかしかない」
「僕はクラブを愛しているよ。アカデミーから所属して、ファーストチームでもプレーして、夢が叶ったんだ。このアームバンドを誰が過去に巻いたかを考えれば、より大きな夢が叶ったんだ」
「キャプテンマークを巻いているとファンの自信も得られるし、ファンが助けてくれる。チームメートも僕も、ファンに愛情を示したい。ピッチで良いパフォーマンスを見せたい」
ポグバは、ファーストチームのコーチであるキャリック、キーラン・マッケナからの助言もあり、レスター戦でキャプテンという役目を担った。しかし、キャプテンになったからといって、試合に対する姿勢は変わっていない。
「キャリックとキーランから話があったんだ」と、ポグバは言う。「彼らから、マンチェスター・ユナイテッドについて、ビッグクラブについて、周りの自分を見る目について、アカデミー出身ということについて話があった」
「あとは、自分が選手に模範を見せて、選手をプッシュして、信頼してもらえれば簡単な仕事になる」
「でもね、アームバンドを巻くかどうかに関係なく、僕はこれまでもチームメートに声をかけてきた。これを巻いたからといって、『これで真のキャプテン。もっとがんばらないといけない』という風にはならない」
「自分自身でいることが大事だし、自分にできること、知っていることをやらないといけない」