2016-17シーズンは主にリザーブで出場機会を得ていたマクトミネイは、同シーズン終盤、2017年5月のアーセナル戦でファーストチームデビューの機会を与えられた。
ランカスター出身のマクトミネイは、5歳のときにプレストンにある育成センターで、後にリザーブチームのスター選手になるジョー・ライリーとともにユナイテッドから注目された。着実にクラブ内で階段を昇ったマクトミネイは、アカデミー時代、それから練習場で絶え間なく努力を続けたことで成長し、年齢を重ねるごとにプレーもレベルアップしていった。ボールの扱いに優れ、中盤で要求されるフィジカルの強さにも対応でき、必要な場面でタックルをかまし、空中戦の競り合いにも強い。
U-16時代にはマーカス・ラッシュフォードとともに10番のポジションで起用されたものの、その後は身体の強さを生かせる中盤の底にポジションが変わった。
2017年の夏には、初めて参加したプレシーズンツアーを楽しみ、3-0で快勝したヴァレレンガとの親善試合ではゴールを記録。2017-18シーズン開幕前に39番の背番号が与えられ、オールド・トラッフォードで開催されたベンフィカとのチャンピオンズリーグ戦で同大会デビューを飾り、アピールに成功。リヴァプール戦やチェルシー戦を含め、出場した大半の試合で好パフォーマンスを披露した。
台頭した昨季終盤時期には、ジョゼ・モウリーニョ監督が選ぶ年間最優秀選手賞を受賞。来季もさらに成長してもらいたいところだ。