X

ベンフィカにアウェーで勝利

マンチェスター・ユナイテッドは、アウェイでのベンフィカ戦に1-0で勝利し、ノックアウトステージ進出にまた一歩前進した。

64分にマーカス・ラッシュフォードが放ったフリーキックを掴んだベンフィカの18歳GKミレ・スヴィラールだったが、ボールがゴールラインを割って得点と認められて先制したユナイテッドが、そのままリードを守りきり、勝ち点3を獲得している。

グループAの首位と最下位の対戦となった今節。首位のユナイテッドはこの日までに7ゴールを記録していたのに対し、ベンフィカは得失点差マイナス6で勝ち点0という状態で迎えた。

最初に決定機を作ったのはホームのベンフィカで、15分にアレックス・グリマルドのクロスにエドゥアルド・サルビオがシュートで合わせたものの、ワイドに流れた。

その1分後にはロメル・ルカクがクロスバー直撃のヘディングシュートを放ったが、その前にファウルの笛が鳴り、チャンピオンズリーグ史上最年少GKとなったスヴィラールも安堵したことだろう。

スヴィラールはアピールしたがボールはラインを越えていた

30分を過ぎたあたりでデイリー・ブリントのクロスにラッシュフォードが頭で合わせたが決まらない。スヴィラールは、元ベンフィカのネマニャ・マティッチのシュートを好セーブ。試合が進むに連れてユナイテッドがコントロールし始めたが、ヘンリク・ムヒタリアンのシュートは枠をとらえられない。

後半に入りコーナーキックを直接狙ったラッシュフォードに慌てさせられたスヴィラールは、64分に同選手のロングフリーキックを掴んだものの、ゴールラインテクノロジーがラインを割ったと判定��、ゴールに認定されてユナイテッドが均衡を破る。

ベンフィカは試合終了まで6分となってからルベン・ディアスがコーナーキックからシュートを放ったが、この場面以外にチャンスらしいチャンスはなかった。後半追加タイムにはルイゾンが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、ベンフィカは一人少ない10人に。同選手はオールド・トラッフォードでの試合で出場停止となる。このままリードを保ったユナイテッドがチャンピオンズリーグ3連勝を飾り、グループA突破に近づいた。

バレンシアはまたも安定したパフォーマンスを披露

ラインナップ
ベンフィカ:スヴィラール、ダグラス、ルイゾン、Rディアス、グリマルド、フェイサ、Fアウグスト、ピッツィ(59分にジヴコヴィッチと交代)、サルビオ(83分にセルビと交代)、Dゴンサウヴェス(69分にジョナスと交代)、ラウール

出場機会のなかったサブ:セーザル、ロペス、サマリス、セフォロヴィッチ

イエローカード:ルイゾン

ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア、リンデロフ、スモーリング、ブリント、エレーラ、マタ(83分にリンガードと交代)、ムヒタリアン(90分にマクトミネイと交代)、ラッシュフォード(76分にマルシャルと交代)、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ダルミアン、ジョーンズ、ヤング

イエローカード:バレンシア

グループAの状況
ベンフィカに勝利したユナイテッド首位をキープ。2位には、同日敵地でCSKAモスクワに2-0で勝利したベンフィカが続いている。ユナイテッドは10月31日にオールド・トラッフォードで行なわれる次節ベンフィカと対戦する。バーゼルはホームでCSKAを迎え撃つ。

ボールを奪い合うムヒタリアン