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レッズ2人の敗退が決定。フランスは黒星。

クリスティアン・エリクセンのデンマークと、ハンニバルのいるチュニジアのワールドカップ・カタール2022敗退が決まった。

彼らが属したグループDでは、首位のフランスに続き、デンマークに1-0で勝利したオーストラリアが次ラウンド勝ち抜けを決めた。一方、前戦から先発メンバー9人を代えたフランスは、同じく1-0でチュニジアに敗れた。インジュリータイムにアントワン・グリーズマンが同点打をマークしたが、ビデオ判定により、オフサイドで取り消された。

価値ある勝利を手にしたチュニジアだが、オーストラリアも勝ち星をあげたことにより、敗退が決まった。

エリクセンが14番を選んだ理由

キャプテンマークを巻いて臨んだエリクセンは、終始デンマークを先導したが、北欧の雄はオーストラリアの強固な守備を突破することができなかった。

エリクセンはいつも通り巧みなパスワークで相手ディフェンスの隙を突き、前半には枠をわずかに逸れる惜しいシュートも放った。また、インジュリータイムには彼が入れたCKからアンドレアス・コーネリアスがヘディングシュートを放ったが、これはバーを超えた。

オーストラリアは、メルボルン・シティー所属のマシュー・レッキーが、試合開始から約60分後、カスパー・シュマイケルの頭上を越えるシュートを決め、勝ち点3を手に入れた。

 

同時刻に行われたチュニジア対フランス戦では、チュニジアが先制点をあげてリードを奪い、この時点でオーストラリアはグループ3位に後退していた。そのわずか数秒後に訪れたこのゴールは、さぞかし地元の人々を熱狂させたことだろう。

そして、チュニジアの勝利は、彼らのパフォーマンスにふさわしいものだった。カルタゴの鷲は、戦力を落としたディフェンディング王者フランスを十分苦しめた。序盤戦には、オフサイド判定で無効にはなったが、ナデル・ガンドリが、GKスティーブ・マンダンダを出し抜く華麗なボレーシュートをネットに突き刺した。

そして元サンダーランドのワビ・ハズリが、フランスのディフェンス網を中央からの突破で切り裂き、マンダンダの脇をすり抜けるシュートをゴール隅に叩き込んだ。

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フランスのディディエ・デシャン監督は積極的な交代策を敢行。63分、ヴァランヌはアーセナルのウィリアム・サリバと交代し、ベンチスタートのキリアン・ムバッペは同点弾に迫った。そして98分、グリーズマンが右足でシュートを決めたが、主審がテレビモニターを確認した結果、オフサイドの判定で得点は無効となった。

レ・ブルーにとっては、2010年大会以来のグループリーグでの敗戦となったが、順当にグループを首位で通過し、グループCを2番手で通過したポーランドとラウンド16で対決することとなった。

ベンチスタートのハンニバルは、このフランス戦では出番はなかったが、チュニジアはこの大会での努力を誇りに思えるパフォーマンスを披露した。そしてハンニバルも、この経験から多くのものを得たことだろう。

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