X

ハットトリックヒーロー、ラッシュフォードが監督の期待に応える

マンチェスター・ユナイテッドがRBライプツィヒに5-0で快勝した試合で、後半戦の途中でピッチに送り出されたマーカス・ラッシュフォードは、「テンポを上げるように」というオーレ・グンナー・スールシャール監督の指示に見事応えた。

63分にピッチに上がったラッシュフォードは、そこからセンセーショナルなハットトリックを完成させた。

そのとき試合は、1-0で膠着した状態にあった。

RBライプツィヒ戦での快勝をよろこぶ“スーパーサブ”ラッシュフォード

ユナイテッドはそこから完全に試合の展開を覆した。前半戦にメイソン・グリーンウッドがマークした先制点に加えてラッシュフォードがハットトリック。その間、アントニー・マルシャルがペナルティーを決めた。

「ピッチに送り出されたときの監督からの指示は、テンポを上げるように、というものだった。僕らにとってそれは前に攻めろ、ということ。それに攻め込んでいくスペースも空いていた。それでうまくパスを通すことができたんだ」試合後BTスポーツにそう語ったマーカス。

「ブルーノ(フェルナンデス)がボールをキープして、ポール(ポグバ)も。それからアント(アントニー・マルシャル)も攻め上がった。そうなると僕らはものすごく脅威の存在になった。攻め上がれさえすればゴールできる、といった感じになっていた」

「これは見事なチームの勝利だ。先発した選手たちがそこまでしっかりゲームを作ってくれて、後から出た選手たちも良いプレーができた」

「これ以上はない、というほど、この試合を勝ち切りたい、という強い思いとインテンシティーをもって戦えた。今日の試合は、それが僕らの方向に作用してくれた」

グリーンウッドは、この試合でチャンピオンズリーグ初ゴールをマークした。21分のこの先制点が、ユナイテッドの快勝の口火を切った。

「彼(メイソン)はすごい選手だ。だから驚きではないよ。このまま謙虚に努力を続けていったら、信じられないくらいすごい選手になるだろうね」

 

ライプツィヒ戦ハイライトvideo

ラッシュフォードの1点目はオフサイドの疑いがあったが、VAR判定の結果、ゴールが認められた。

「自分ではオンサイドだと思っていたからフラッグが上がったのを見たときは驚いたけれど、自分にできることは待つことだけだ。いまではVARも試合の一部になった。できるだけ早く慣れないとね」

87分にPKのチャンスを得たとき、ラッシュフォードがハットトリックを完成させられる可能性もあったが、このときはマルシャルが蹴り、4-0とリードを広げた。

あの瞬間、マルシャルとの間で相談はあったのだろうか?

「ちょっとだけね」とマーカスは答えた。「でもアントニーは絶対に決めるだろうって確信があった。だから問題ないよ」。

おすすめ: