ジョゼ・モウリーニョは、メディアに流れるマンチェスター・ユナイテッドの監督を辞任するという報道を否定した。
チャンピオンズリーグ、対ベンフィカ戦の前日に行われた会見の席で、ジョゼ・モウリーニョはフランスのテレビ局に、最近の監督はひとつのクラブに長い期間留まる傾向にないと話したことについて、真意を求められた。
そのインタビューの中でモウリーニョは、自分がオールド・トラッフォードでキャリアを終えるとは考えていないとしながらも、すぐにクラブを去る気持ちはないと答えている。
「君たちイングランドのメディアこそその問いに対する答えを知っているだろう。私が１シーズン10億ポンドで5年契約を結ぶと言ったかと思えば、その翌日にはユナイテッドを去ってPSGに行くと言う」
「私の答えは、何もない、ということだ。新たに5年契約を結ぶこともないし、PSGに行くこともない。私は現在マンチェスター・ユナイテッドの指揮官であり、まだ契約がある。それがすべてだ」
「唯一私が言ったことで真実は、そして、曲解なく伝えられているのは、マンチェスター・ユナイテッドでキャリアを終えることはないと考えている、ということだ」
「私はこう聞かれた。現代のフットボール界で、一人の監督が15年も20年もひとつのクラブで指揮をとることはありうるか、と。おそらくアーセナルでは、アルセーヌ・ベンゲルがそれができる最後になるだろう。この仕事を取り巻く状況やプレッシャーといったことからみて、それほど長い間同じクラブで指揮をとることはすでに不可能だ」
「たとえば今、私のキャリアがあと２、3年、あるいは４、５年で終わるという段階にあるなら、マンチェスター・ユナイテッドでキャリアを終えたいか、という問いにイエス、と答える」
「しかし私はあと最低でも15年は監督業を続けたい。となれば17年間も同じクラブで指揮をとることはまず不可能だ。自分が望んでも、あるいはトライしても、それは叶わないことだと思う。ベンゲルが最後の一人だろうね。それが私の回答だ。マンチェスター・ユナイテッドで私がキャリアを終えるとは思っていない」
「賢く解釈する者もいれば悪意のある解釈をする者もいて、みな好き勝手なことを言う。しかし真実はシンプルだ。新しい契約は結んでいないし、他のクラブに動くこともない」。