プレミアリーグ、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ戦の前日、キャリントンに集まった記者たちは、エリック・テン・ハフ監督に期限付き移籍中のアマドの将来について質問した。
アマドは、今季チャンピオンシップに所属する名門サンダーランドで過ごし、プレーオフ圏内を勝ち取るための劇的な終盤の追い上げで重要な役割を担った。
2部リーグのレギュラーシーズン最終日に行われたプレストン戦では、アマドの本能的な一撃によりサンダーランドが先制。その瞬間を撮影した動画が多くのユナイテッドファンの興奮を呼び、それ以来、20歳のアマドの将来について熱心に議論されている。
キャリントンの記者たちもこのテーマを取り上げ、試合前の記者会見で監督に質問した。
記者は、アマドが最近サンダーランドの年間最優秀若手選手に選ばれたことを指摘し、テン・ハフがオールド・トラッフォードで同選手の将来を考えているかどうか質問した。
監督は「もちろん」と答えた。「我々は、彼のような選手を成長させ、進歩させるために期限付きで移籍させている。彼らを呼び戻すことが、期限付き移籍の目的だ」
「彼らに対する指導に関しては力を入れている。選手たちの動向をフォローし、コミュニケーションを取っている。特にダレン・フレッチャーは、シーズン中もコミュニケーションをとっている」
「ダレン・フレッチャーは、そうしたプロセスに時間を費やしている。彼らには、より良い選手として、より良い経験を積んで帰ってきてもらいたい」
今シーズンの初め、アマッドは公式クラブ誌『Inside United』に、テクニカルディレクターのフレッチャーだけでなく、トップチームの3選手とも定期的に連絡を取り合っていると語っている。また、コートジボワール代表のアマドは、テン・ハフ監督のチームパフォーマンスにも注目していると語っていた。
「ダレン・フレッチャーとは話しているし、僕がいいプレーをしたり、得点を決めたりすると、メッセージを送ってくれる。褒めてくれるんだ」
「選手だと、アンソニー・エランガ、ブルーノ・フェルナンデス、アレハンドロ・ガルナチョとも定期的に話をしている。サンダーランドの試合と重なっていなければ、ユナイテッドの試合はすべて見ているしね」
「バルセロナとの試合は本当に良かった。大きな試合で、ユナイテッドを応援していたよ。ユナイテッドにとって、本当に良い勝利だった」
アマドは、2021年2月のヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦でデビューし、ユナイテッドのトップチームで9試合に出場している。
続く同大会のACミラン戦では、記念すべきヘディングシュートでユナイテッド初ゴールを決めた。
チームに復帰する前には、サンダーランドの昇格という目標に挑む。ブラックキャッツは明日(現地時間17:30)、ルートン・タウンとのプレーオフ準決勝の第1戦で対戦する。そして、ウェンブリーでの決勝進出を目指す。