マンチェスター・ユナイテッドは、7月12日にバンコクで行われるリヴァプール戦からツアー2022をスタートさせる。
タイとオーストラリアでの滞在は、パンデミック後初のフル海外ツアーであり、8月7日のブライトン&ホーヴ・アルビオンとのプレミアリーグ開幕戦に向けて、選手たちに重要なプレータイムを与える機会でもある。プレシーズンの試合はすべてMUTVで生中継される予定だ。
そこで、ツアー開始を前に、過去10年のツアー初戦を振り返りたい。
2019年のツアーは、対パース・グローリーからスタート
ダニエル・ジェームズがユナイテッド初出場でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが、ゴールはアカデミー出身のマーカス・ラッシュフォードとジェームズ・ガーナーが記録。ポール・ポグバのフリックをラッシュフォードが決め、交代出場のガーナーが低い弾道のシュートを決めて、試合を締めくくった。
ユナイテッドは、フェニックスでヘンリー・マーティンのヘディングシュートによりビハインドを背負い、引き分けに持ち込むことになった。フアン・マタが交代出場したキーパー、オスカル・ヒミネスをかわして同点弾を決めた。
カリフォルニアではゴールの雨が降った。まずは、ラッシュフォードがわずか2分で先制。マタがラッシュフォードの2点目をお膳立てし、ジェシー・リンガードのパスをマルアン・フェライニがコンバート。しかし、この試合では、ヘンリク・ムヒタリアンとアントニー・マルシャルの活躍により、5-0とスコアを伸ばした。対する相手は、ジョバニ・ドス・サントスが2点を返した。
2016: ボルシア・ドルトムント 1-4
ムヒタリアンのゴールが唯一の明るい話題となったが、ユナイテッドは上海で行われたインターナショナル・チャンピオンズカップでブンデスリーガのチームに大敗を喫することとなった。ゴンサロ・カストロとピエール・エメリク・オーバメヤンのPKにより、ドルトムントは2-0のリードで前半を折り返し、ウスマンヌ・デンベレが3点目を決めた。ムヒタリアンがすぐに1点を返すも、残り4分でカストロが再びネットを揺らした。
2015: クラブ・アメリカ 1-0
モルガン・シュナイデルランは、最終的にユナイテッドで1点しか決めることができなかったが、マタのクロスからヘディングシュートを決め、親善試合デビューからわずか5分でゴールを決めた。アンデル・エレーラとアドナン・ヤヌザイもゴールに近づいたが、1-0で試合を終えた。
2015年のクラブ・アメリカ戦で先制点を決めたモルガン・シュナイデルラン
2014: LAギャラクシー 7-0
カリフォルニア勢は、2014年のツアー最初の対戦相手でもあり、ファン・ハール時代の幕開けとなる一方的な試合展開となってユナイテッドが完勝。ダニー・ウェルベックが先制し、ウェイン・ルーニー、サイドバックのリース・ジェームズ、アシュリー・ヤングの3人が追加点を決めた。ヤングの得点は、パサディナ・ローズボウルで行われた試合終了間際のものであった。
2013: タイ・オールスターXI 0-1
デイヴィッド・モイーズ監督のプレシーズンは、後半4分に相手チームのキャプテン、ティアテップ・ウィノタイにゴール��決められ、敗戦を喫した。新戦力のウィルフレッド・ザハはベンチから出場して期待通りの活躍を見せたが、彼のシュートはポストを直撃した。
2012: アマズールー 1-0
フェデリコ・マケーダは、19分にディミタール・ベルバトフのアシストからゴールを決め、試合を制した。また、アンデルス・リンデゴーアがヨゼフ・レトカのシュートをファインセーブしてリードを守り、サー・アレックス・ファーガソンのチームが南アフリカで勝利を収めた。
2011: ニューイングランド・レボリューション 4-1
ジレットスタジアムで行われた一戦の前半はゴールレスのままだったが、後半になるとエンジンがかかり始めた。10分以内に4ゴールを決め、イタリア人ストライカーのマケーダがそのうちの2ゴールを決め、フォックスボロに活気をもたらした。そしてマイケル・オーウェンが続き、ニューイングランドはケニー・マンサリーがゴール。残り10分で、パク・チソンがゴールを決めた。
2010: セルティック 3-1
グラスゴーの強豪は、トロントで行われた親善試合での対戦相手だった。ベルバトフの左足での先制弾は、ゲオルギオス・サマラスに取り消されたが、このブルガリア人ストライカーがクロスを上げ、79分にウェルベックがリードを取り戻した。また、この試合では、トム・クレヴァリーのシュートがダレン・オデアに当たって外れたが、3点目を決めて勝負を決めた。
ツアー2022をライブで視聴
プレシーズンツアーの全試合は、MUTVで生中継される。MUTVはManUtd.comとユナイテッド公式アプリで視聴可能。