マンチェスター・ユナイテッドは、アメックス・スタジアムでブライトン&ホーヴ・アルビオンを3-0で下し、引き続きトップ4争いの盛り上げに一役買っている。今節でも、ブルーノ・フェルナンデスが大活躍を見せた。
後半カウンターからのボレーシュートを含め、フェルナンデスは2ゴール。メイソン・グリーンウッドにも得点が生まれ、ユナイテッドは1982年以来となるアウェイでのブライトン戦で勝利を収めている。
再開後から3勝1分のユナイテッドは、今節の勝利により15試合連続無敗をキープしている。
オーレ・グンナー・スールシャール監督のチームは、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズを得失点差で上回り、リーグ5位に浮上。4位のチェルシー、3位のレスターはそれぞれ1試合多く残しているが、4位とは勝ち点2、3位とは勝ち点3差に迫っている。
試合開始から相手陣内でボールをコントロールするプランを実行できたものの、ファーストシュートはブライトンで、ハリー・マグワイアがクリアーしたボールをデール・スティーブンスが遠めからシュートも枠を外す。
ユナイテッドは13分にチャンスメーク。マグワイアが対角線上に出したパスをアーロン・ワン・ビサカが受け、ポール・ポグバ、そしてフェルナンデスへと繋がってシュートも、ポストに嫌われてしまう。
セカンドボールにポグバが反応するも次に繋げられず、だがユナイテッドはボックス周辺でプレッシャーをかけ続けて打開しようとする。マーカス・ラッシュフォードがペナルティーエリア内でダン・バーンに倒されたように見えた場面では、ベンチからPKをアピールする声も聞かれた。しかし、主審のアンドレ・マリナーは認めず、VARも審判の裁定を支持した。
攻め手を休めなかったユナイテッドがブライトンの守備をこじ開けたのは16分だった。グリーンウッドがカットインからブライトン通算300試合出場を達成したルイス・ダンクをかわし、ボトムコーナーに強烈な一撃をお見舞い。
先制後も前への圧を強めたユナイテッドは、ボックス手前でポグバが倒されてフリーキックを獲得。フェルナンデスが直接狙ったフリーキックはバーを超えたが、その後もコーナーキックからマグワイアがヘディングで追加点を狙うなど、攻め続けた。
前半の給水タイムで良い流れが変わってしまうのではという不安もあったが、ルーク・ショーがタッチラインからボールを持って中央にクロスを供給。
これはクリアーされたが、再びポグバからフェルナンデスへと渡り、シュート。ディフレクトしたシュートにブライトンのゴールキーパー、マシュー・ライアンも反応しきれず、ユナイテッドがリードを2点に広げる。
後半開始5分、フェルナンデスが再びゴールネットを揺らす展開に。今度は先制点を決めたグリーンウッドが完璧なクロスを入れ、フェルナンデスがボレーでフィニッシュ。ブルーノは加入後6ゴール目を決め、ユナイテッドが3点リードという展開に発展。
その後も試合をコントロールしていたのはユナイテッドだったが、レアンドロ・トロサールにチャンスを作られた。オーレは選手交代を決め、ポグバ、フェルナンデス、ショーに代えて、64分にスコット・マクトミネイ、アンドレアス・ペレイラ、ブランドン・ウィリアムズを投入。
ダビド・デ・ヘアに出番が回ってきたのは、残り21分からだった。しかし、我らが守護神がピンチを防いで失点を回避。デ・ヘアは、トップコーナーに飛んだボールを弾き返すと、その6分後にはニール・モペイのディフレクトした難しいシュートを再び阻んだ。
ブライトンのプレスも強まったが、残り10分になってもユナイテッドが試合を支配。交代出場のマクトミネイ、ダニエル・ジェームズのシュートが決まらなかったのは残念だったが勝利を収め、15試合無敗としている。
チーム情報
ブライトン:ライアン、ランプティー(46分にトロサールと交代)、ダフィー、ダンク(82分にベルナルドと交代)、バーン、モントーヤ、ビスマ、スティーブンス、プロパー(46分にもモペイと交代)、マック・アリステル(82分にモーイと交代)、コノリー(87分にマーチと交代)
出場機会のなかったサブ:バトン、スケロット、グロス、マレー
ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、ショー(64分にウィリアムズと交代)、フェルナンデス(64分にアンドレアスと交代)、マティッチ、ポグバ(64分にマクトミネイと交代)、グリーンウッド、マルシャル(78分にイガロと交代)、ラッシュフォード(78分にジェームズと交代)
出場機会のなかったサブ:ロメロ、バイリー、フレッジ、マタ
得点:グリーンウッド(16分)、フェルナンデス(29、50分)
イエローカード:ショー