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試合レポート:エヴァートン 4-0 ユナイテッド

イースターの日曜日、グディソン・パークでのエヴァートン戦は、4-0で敗れたマンチェスター・ユナイテッドにとって、忘れるべき1日となった。

前半にリシャルリソン、ギルフィ・シグルズソンにゴールを許し、後半にはリュカ・ディーニュ、セオ・ウォルコットにも追加点を許し、トップ4争いにダメージを与える敗戦となった。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、ミッドウィークのバルセロナ戦から3選手を変更。ディオゴ・ダロト、ネマニャ・マティッチ、ロメル・ルカクを先発に起用し、アシュリー・ヤング、スコット・マクトミネイ、ジェシー・リンガードをベンチに加えた。エヴァートンには、元ユナイテッドのモルガン・シュナイデルランとマイケル・キーンが所属している。

24時間前にトッテナムがマンチェスター・シティーに敗れたため、勝ち点3を獲得できていれば3位に並べる状況だった。だが、残念ながら前半をエヴァートンに圧倒されてしまった。

13分に先制点を決めたリシャルリソン

シグルズソンが中盤で効果的なプレーをし、リシャルリソンの脅威に晒されたユナイテッド守備陣は後退をせざるを得なくなった。序盤からセットプレーを何度も獲得したエヴァートンは、イドリッサ・ゲイェがコーナーキックからのボールを中に入れ、リシャルリソンのシュートに繋がるも、ダビド・デ・ヘアがセーブ。

だが2分後、エヴァートンが先制する。ディーニュからのロングスローからフリックされたボールをリシャルリソンが素晴らしいボレーでフィニッシュさせ、ゴールネットを揺らした。

ユナイテッドは前にボールを運べなかったものの、19分にはポール・ポグバのロングボールにマーカス・ラッシュフォードが反応。アウトサイドで合わせてシュートに下が、枠の外に流れた。

28分にはコーナーキックを獲得し、ラッシュフォードがボールを蹴るもクリアーされる。そこからカウンターに転じたエヴァートンは、ゲイェからボールを受け取ったシグルズソンがミドルシュートをボトムコ��ナーに決めて、エヴァートンがリードを広げる。

その後、デ・ヘアがダロトにスローインを渡そうとするが連携ミスが見られてピンチを招いたが、デ・ヘアが自分でリカバリー。

スールシャール監督は、前半に負傷したフィル・ジョーンズに代えて、後半あたまからヤング、そしてフレッジに代えてマクトミネイを投入して打開を図る。エヴァートンは、リシャルリソンが肋骨付近を痛めてウォルコットを投入する。後半もエヴァートンが圧倒する展開は変わらなかった。

タッチラインから指示を出すオーレ

56分、コーナーキックをデ・ヘアがパンチングで弾き返すも、こぼれたボールを拾ったディーニュの強烈なミドルシュートが決まって3-0。

その数分後、シグルズソンがコーナーキックを直接狙ったが、デ・ヘアが足でセーブ。だが、60分を過ぎたところでシグルズソンが前進していたウォルコットの足元に収める見事なパスを通し、ウォルコットが冷静に追加点を決めた。

ユナイテッドにもアントニー・マルシャル、マティッチにゴールを決めるチャンスがあったものの、この日は忘れるべき一戦になったと言うしかない。水曜のシティー戦、日曜のチェルシー戦という重要な2試合に向け、気持ちを切り替えるしかない。

フラストレーションの残る試合に

エヴァートン:ピックフォード、コールマン(c)、キーン、ズーま、ディーニュ(85分にジャギエルカと交代)、シュナイデルラン、ゲイェ(76分にマッカーシーと交代)、リシャルリソン(51分にウォルコットと交代)、シグルズソン、ベルナルジ、カルヴァート・ルーウィン

出場機会のなかったサブ:ステケルンブルフ、トスン、デイヴィス、ルックマン

得点:リシャルリソン(13分)、シグルズソン(28分)、ディーニュ(56分)、ウォルコット(64分)

イエローカード:ゲイェ

ユナイテッド:デ・ヘア(c)、リンデロフ、スモーリング、ジョーンズ(46分にヤングと交代)、ダロト、マティッチ、フレッジ(46分にマクトミネイと交代)、ポグバ、ラッシュフォード(77分にアンドレアスと交代)、マルシャル、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、リンガード、マタ、アレクシス

イエローカード:マクトミネイ

観衆:3万9395人

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