サム・ジョンストンが、マンチェスター・ユナイテッドからチャンピオンシップのウェストブロムウィッチ・アルビオンに移籍することが決まった。
今年4月、オールド・トラッフォードにおいてユナイテッドから勝利を奪ったウェストブロムウィッチ・アルビオン。監督のダレン・ムーアは、この夏の補強第1号として、才能豊かなGKジョンストンを4年契約で迎え入れることを決めた。
アカデミー出身のジョンストンはAonトレーニング・コンプレックスでも人気者で、2011年のFAユースカップでも重要な役割を果たした。しかし残念ながら25歳のジョンストンに、ファーストチームでの出場機会はこれまで巡ってこなかった。
サムがこれまでファーストチームでの出場機会を得られなかったのには、実戦経験を積むため、レンタルで他クラブでプレーしていたという背景もある。フットボール・リーグのオールドハム・アスレティックやスカンソープ・ユナイテッド、ウォルソール、ヨーヴィル・タウン、ダンカスター・ローヴァース、直近では、アストン・ヴィラでもプレーした。
ジョンストンの評価を上げたのもヴィラ・パークでのパフォーマンスだ。2016-17シーズンは22試合、翌シーズンは元レッズのスティーブ・ブルース監督の下、48試合に出場して20のクリーンシートを記録。チャンピオンシップのプレーオフ・ファイナル出場にも寄与した。
「ユナイテッドとお別れする、今日は悲しい日」
新天地でのチャレンジに意欲を燃やす一方で、これまで15年間を過ごしたユナイテッドを去ることにジョンストンは寂しさも感じている。
「ユナイテッドで育ち、ここで素晴らしい時間を過ごしてきた。ヤングプレーヤーにとって、将来に向けて成長するた���にこれほど理想的な勉強の場はない」と、ManUtd.comに話したジョンストン。
「10歳のときからここにいるから、去ることになって、今日は寂しい日だ」
「ここ数シーズンは、週末ごとにレンタルでいろいろなクラブでプレーしてきた。だからそろそろ、一箇所に腰を落ち着ける時だと感じた。ウェストブロムウィッチ・アルビオンでそれができることを楽しみにしている。これまでのサポートに心からお礼を言いたい。そして、ユナイテッドの来シーズンの成功を祈っているよ」
移籍が決まり、心機一転、ジョンストンはチャンピオンシップでのチャレンジに燃えている。そしてウェストブロムウィッチ・アルビオンのプレミアリーグ復帰に尽力したいと願っている。
マンチェスター・ユナイテッドの関係者一同は、サムのこれからの活躍を応援している。