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トーキングポイント:ユナイテッド対シェフィールドUTD

水曜の夜、オーレ・グンナー・スールシャールに率いられたマンチェスター・ユナイテッドが、ついにオールド・トラッフォードに戻ってきた。そして、堂々と3-0の勝利を勝ち取った。

アントニー・マルシャルのハットトリックでレッズは貴重な勝ち点3をものにし、上位4チームにプレッシャーをかけた。ここでは、この試合の注目ポイントをピックアップした。

ついにホームへ
「ファンなしのフットボールなどありえない」というサー・マット・バスビーの名言が、サポーターの写真とともに飾られたストレットフォード・エンド。何千人ものファンによって埋め尽くされたいつものスタンドの風景と比べたらそれは奇妙ではあったが、スタンド席4面のうち3面を埋めたサポーターの写真によるモザイクは素晴らしい出来だった。NHS(国民保険サービス)のヒーローたちを称える横断幕と、レイシズム反対のキャンペーンもともに飾られ、日が長い初夏の陽光がさしこむオールド・トラッフォードは実に美しかった。

トニーを偲んで
キックオフの前には、先日他界した、1968年のヒーロー、トニー・ダンへの黙祷が捧げられた。両チームの選手たちはセンターサークルを囲み、欧州カップ優勝に貢献したディフェンダーに、1分間の黙祷を捧げた。今月初旬78歳でこの世を去った名レフトバックは、1960年から1973年にかけて、レッズで歴代8番目に多い535試合に出場した。


ユナイテッド 3-0 シェフィールド・ユナイテッド

ポグバが先発
怪我で長期離脱していたポール・ポグバは、先週金曜のトッテナム戦で実戦に復帰したが、この試合では9月以来初めて先発出場を果たした。ネマニャ・マティッチ、ブルーノ・フェルナンデスとともに中盤で力強いパフォーマンスを発揮。シーズン初頭に負傷したポグバにとって、19-20シーズンはこれまで忍耐の時だったが、彼の復帰は、同じく怪我から回復したマーカス・ラッシュフォードともども、3つのコンペティションに参戦するレッズの終盤戦を大いに勢いづけてくれることだろう。

マルシャルが金字塔
先週のトッテナム戦ではウーゴ・ロリスにシュートを阻まれたが、この試合ではハットトリックを達成。とりわけ1本目のシュートは、プレミアリーグ再開プロジェクト『Project Restart』での最速ゴールだっただけでなく、今シーズンのユナイテッドのゴールでも、ラッシュフォードの12月のトッテナム戦のゴールと並ぶ最速ゴールだった。

とにかく声を出せ!
無観客試合でもっとも顕著なのは、選手やコーチたちの叫ぶ声が、90分間まる聞こえということだろう。どの選手も張り切って声を出していたが、中でも目立っていたのがハリー・マグワイア、ネマニャ・マティッチ、ポール・ポグバの3人だ。キャプテンのマグワイアはディフェンスラインに指示を出し続け、ポグバとマティッチは攻撃のビルドアップについて声を掛け合っていた。ポグバは、交代してベンチに引っ込んだ後も、仲間に向けて声を出し続けていた。

ハットトリック達成
この試合のスター選手は、間違いなくハットトリックを決めたマルシャルだ。本人にとってはこれが初のハットトリック達成。レッズとしても、ロビン・ファン・ペルシが2013年のアストン・ヴィラ戦で決めて以来だ。ラッシュフォードとのコンビプレーから、相手GKサイモン・ムーアの頭上を抜いた3点目は見事だった。この3点を加えてマルシャルの今シーズンのゴール数は「19」に達し、ラッシュフォードと並んでいる。マルシャルの好調ぶりを見る限り、20本目も近々見られそうだ。

マタが節目の試合
途中出場したフアン・マタはこの試合でレッズでの250試合目を記録した。フットボーラーとして類まれな才能を備えるだけでなく、球界きっての人格者と言われるマタ。2014年の1月にユナイテッドに入団してから、これまで47ゴールを決めている。

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