マンチェスター・ユナイテッドの連勝は、プレミアリーグ史上最多観客動員数を記録したウェンブリー・スタジアムでの一戦で途絶えた。
ここ6試合無失点を誇ったユナイテッドの守備だったが、クリスティアン・エリクセンと、フィル・ジョーンズのオウンゴールにより久々にゴールを奪われる形に。リーグ2位のユナイテッドは、3位との勝ち点差を3のままにしているものの、首位マンチェスター・シティーがウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンを3-0で下したため、シティーとの勝ち点差は12に広がっている。
スパーズは、開始11秒に先制。ロングボールがデレ・アリに通り、クリス・スモーリングを経て転がったボールがエリクセンの足元に収まり、これを決められて先制を許す。プレミアリーグ史上2番目に早い得点が生まれた。
失点後、ユナイテッドはすぐにアレクシス・サンチェスとポール・ポグバを起点に形を作る。ポグバのスルーパスがジェシー・リンガードに通るも、シュートは決まらない。
アントニー・マルシャルもサイドでダビンソン・サンチェスを切り崩してチャンスを作ってシュートも、正確性を欠いてしまう。
スパーズは、ハリー・ケインシュートを打ったが、ダビド・デ・ヘアが対応。ソン・フンミンが続けてゴール前に顔を出すも、スモーリングが後退しながらボールを奪う。
前へ前へプレッシャーをかけてくるトッテナムは、右サイドからエリクセンがゴール前にクロスを供給。コーナーキックの獲得を狙ったのだろうが、ジョーンズのクリアーがゴールネットを揺らしてしまい、スパーズに追加点を決められる。
後半もスパーズは自信を持って攻め上がり、高い位置でプレスをかけたため、ユナイテッドは自陣でポゼッションを保持する展開に。後半開始から9分、アレクシスのヘディングがソン・フンミンの手に当たったものの、主審アンドレ・マリナーはPKを取らず。
ジョゼ・モウリーニョ監督は、流れを変えるためにフアン・マタとアンデル・エレーラを投入したが、2点のリードを持つトッテナムの守りは固く、切り崩せずに敗れた。
総じてフラストレーションの溜まる結果となったが、中でも不運だったのは早々の失点だ。もし開始早々に試合が動いていなかったら、異なる展開になっていたかもしれない。
ラインナップ
トッテナム:ロリス(キャプテン)、トリッピアー、サンチェス、フェルトンゲン、デイヴィス、ダイアー、デンベレ(92分にワニアマと交代)、エリクセン、アリ(87分にシソコと交代)、ソン(81分にラメラと交代)、ケイン
出場機会の無かったサブ:フォルム、ローズ、ウォーカー・ピータース、ジョレンテ
イエローカード:デンベレ、アリ
ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(キャプテン)、スモーリング、ジョーンズ、ヤング、マティッチ、ポグバ(63分にマタと交代)、アレクシス、リンガード(63分にフェライニと交代、フェライニは70分にエレーラと交代)、マルシャル、ルカク
出場機会の無かったサブ:ロメロ、ロホ、ショー、ラッシュフォード
イエローカード:ジョーンズ、ヤング
次戦は?
2月3日(土)にホームでハダーズフィールド・タウンと対戦する。