マンチェスター・ユナイテッドのクラブマガジン、Inside United最新号の表紙は、アーロン・ワン・ビサカが飾っている。
まもなくユナイテッド100試合出場を達成するアーロンが、クラブマガジンとのインタビューで、選手としての自身を形成していることについて語っている。
アルファベット順にAのアーロンから、Zのザハまで、“スパイダー”
の愛称で知られるワン・ビサカに様々な質問を投げかけた。
手始めに、サイドバックが最も難しいポジションである理由について聞いた。
「サイドバックは一番体力を消耗するポジションで、一番辛いと思う。試合中、ずっとアップダウンを繰り返すからね」
「集中していないといけ��いし、僕たちは3日間隔で試合があるから、リカバリーも大事。それに、精神的にもしっかり準備して臨まないといけない」
アーロンは、今シーズンの50試合中45試合に出場。彼を上回る試合に出場している選手は、ハリー・マグワイア、マーカス・ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスだけだ。
WhoScoredによれば、プレミアリーグでも29試合に出場し、ブロック、インターセプトの数でトップを記録。アーロンの技術の中でも群を抜いているのは、タックルだ。
本人に、タックルの秘訣についても聞いてみた。
「タックルを上手に決めるには、集中力が大事。それから辛抱強さもだね。すぐに飛び込むのではなくて、辛抱強く待たないといけない」
「僕は、ポゼッションを保持している選手についていく感じで、ライン付近で相手を倒す。あとのことは、自然に任せる」
「良いタックルを決められると気持ちが良いんだ。またすぐにタックルを仕掛けたくなる」
「興奮するんだよ」
すでにイングランドでも有数のサイドバックとして知られるアーロンだが、歩みを止めるつもりはない。
昨年の10月に行われたニューカッスル戦で初ゴールを決めた彼は、9-0で圧勝したサウサンプトン戦でもゴールネットを揺らした。アーロンには、チームメートの中で攻撃に関して影響を受けている選手がいるという。
「もしチームメートの特性を自分のものにできるのなら、ブルーノの視野の広さが欲しい」
「練習で彼と対峙すると、例えば僕の右肩越しにパスを出してくるように見えるのだけれど、全然違う方向に出すんだ。彼は本当に予測不可能な選手」
将来については「僕は、クラブでもっと多くのことを成し遂げたい」と、アーロンは言う。「このクラブ、このチームでなら、あらゆることが可能」
「目標は、今後数年で可能な限りのトロフィーを獲得すること。個人的には、もっと得点を増やしたい」
「得点の感覚も今ではわかっているから、できることなら毎週ゴールを決めたい。もし、失点を防ぐタックルと、ゴールのどちらかを選べるなら、ゴールを選ぶ」
今日の出来事
木曜のグラナダ戦に向け、選手たちはAonトレーニングコンプレックスで調整に励む。