おなな

オナナのカメルーンがベスト16進出

水曜日 24 1月 2024 12:40

アフリカネイションズカップ参戦中のアンドレ・オナナ属するカメルーンは、激戦の末ガンビアに3-2で勝利を収め、ベスト16進出を決めた。

マンチェスター・ユナイテッドの守護神は、グループCの3試合はいずれもベンチ入りはしたが出番はなく、フランスリーグ3部のニームのGKファブリス・オンドアがゴールを守っている。

カメルーンが次ラウンドに勝ち進むには、このガンビア戦での勝利が不可欠だった。前半を0-0で終えたあと、後半戦開始から勢いを増したカメルーンは、ジョルジュ=ケビン・エンクードゥがクロスバーを直撃する惜しいシュートを放つ。その後は相手DFとの接触であわやPK獲得かというシーンもあった。

プレッシャーをかけ続けたことが功を奏し、56分、カール・トコ=エカンビがペナルティーエリア内で2人のディフェンダーに挟まれる中、ガンビアのGKバブーカル・ゲイを抜くヘディングシュートを決めてカメルーンが先制。その瞬間カメラは、交代要員のビブスを着たオナナが、監督のリゴベル・ソングと抱き合って喜ぶ姿を映し出した。

この時点ではカメルーンが予選突破を決めていたが、72分、ガンビアのアブリー・ジャロウが颯爽と攻め上がると、宙を舞いながら同点弾となるボレーシュートをマーク。

続いてエブリマ・コリーが、ノーマルタイム終了5分前に逆転弾を決めて2-1とすると、カメルーンは万事休すかと思われた。

しかしガンビアのリードはわずか2分しか続かなかった。87分にジェームズ・ゴメスが痛恨のオウンゴールを喫して再び同点となると、アディショナルタイム開始早々、クリストファー・ウーがヘッド弾を押し込みカメルーンが再逆転。ファンや選手、スタッフを歓喜の渦に巻き込んだ。

ところがその後ガンビアが再びゴールネットを揺らし、その瞬間カメルーンの敗退が決定したかと思われたが、VARのチェックにより、スコアラーのムハメド・サンネが明らかに手でボールを触れていたことが判明し、このゴールは無効となった。

『不屈のライオン』ことカメルーンは、ギニアとの最終戦を2-0で制して勝ち点9でグループを首位通過したセネガルに次いで、グループCを2位で勝ち抜けた。

おめでとう、アンドレ。土曜日の夜(日本時間日曜5:00)に行なわれるナイジェリア戦での健闘を祈る。

おすすめ: