ブルーノの目標は変わらず
「自分の全盛期を待っているところ。まだ訪れていないから」
ブルーノ・フェルナンデスはいつも魅力的なインタビュー相手だが、2022年1月に行った彼とのチャットを振り返ると、このセリフが飛び出した。
ユナイテッドのファンから「マグニフィコ」と呼ばれる彼は、スポルティングから加入してからの24カ月で、おそらく今世紀のユナイテッドの選手の中で最もセンセーショナルなインパクトを与えていた。
2シーズン続けてプレミアリーグのトップ4入りに貢献し、サー・マット・バスビー年間最優秀選手賞を受賞。
2019-20シーズンは前半戦の不振から挽回し、フェルナンデスの貢献もあって3位となり、翌シーズンは2位に躍進した。
ブルーノのゴール&アシスト数はイングランド、いやヨーロッパでもトップクラスで、パルク・デ・プランスでパリ・サンジェルマンを2-1で下した記念すべき試合を含め、何度かキャプテンマークを巻いた。
パルク・デ・プランスでの試合は無観客で、新型コロナウイルスの流行がクラブでの最初の2シーズンの大半に影響を与えたものの、フェルナンデスは輝かしいシーンを多く生み出している。
しかし彼は、タイトル獲得に飢えていた。
ヨーロッパリーグではビジャレアルにPK戦の末に敗れ、2020年に開催された3つのカップ戦では準決勝で敗れ、悔しい思いをした。
それから12カ月、昨シーズンの不運を乗り越え、フェルナンデスは調子を取り戻し、ついにユナイテッドでの初トロフィーを経歴に加えようとしている。
今月初め、ノッティンガム・フォレストとのカラバオカップ準決勝を前に、28歳の彼に話を聞いた。
フェルナンデスは、スティーヴ・クーパー率いるチームに3-0で圧勝した第1戦の3点目に絡み、ユナイテッドで100ゴールに関与した。
目標を達成するにはまだやり残したことがある。それでも、加入から3周年を迎えたブルーノを突き動かす目標は、ユナイテッドでカップを掲げるというものだ。
「今でも自分の主な目標は、トロフィーを獲得すること。このクラブの目標は常にトロフィーを獲得することだと思うし、それを隠すことはできない」
「目の前の試合について考える。さらに、次の試合の方がより重要な意味を持つと考える。クラブの目標は、常にトロフィーを獲得することであり、それはクラブ、ファン、選手にとって大きな意味を持つ。マン・ユナイテッドにやってくる選手で、タイトル獲得を考えない選手なんていない」
「みんな、このクラブで何が大事かを知っているし、このクラブでプレーする意味も知っている。クラブに所属していない選手、どこの国の選手も、このクラブでプレーすることを望んでいるし、大きなことを成し遂げるのに近づけるとわかっているからね」
「このクラブのためにトロフィーを獲得すること。それが自分の主な目標。たとえ、1回目、2回目、3回目にタイトルを獲得しても、トロフィーの獲得がいつだって自分の目標であり続ける」
「これこそがフットボールであり、このクラブのためにプレーすることなんだ」
ユナイテッドは今シーズン、4つの大会で戦い続けており、土曜日にレディングに3-1で勝利し、エミレーツFAカップ5回戦に進出した。
また、来月にはバルセロナと2試合制で戦うヨーロッパリーグも控えている。