ユナイテッド

ブライトン 1-0 ユナイテッド

木曜日 04 5月 2023 23:21

マンチェスター・ユナイテッドは、アメックス・スタジアムでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと対戦したが、99分にアレクシス・マック・アリスターが決めたPKが決勝点となり、1-0で敗れた。

後半追加タイムも終了間際となってVARによるプレーの確認がされた結果、ペナルティエリア内でルーク・ショーのハンドと判定されてしまい、ホームのブライトンにPKが与えられた。これを��ック・アリスターがミスなく成功させ、ホームチームが勝利を収めた。

前半は、アントニー、アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードが得点のチャンスを得たが、後半はダビド・デ・ヘアが三苫薫とマック・アリスターのシュートを好セーブするなど、ブライトンが優勢だった。

残り5試合で、5位のリヴァプールとの勝ち点差は4。ユナイテッドの方が消化試合数がひとつ少ないため、プレミアリーグ4位以内を争う上で有利な状況を維持している。

決定機を作ったアントニー

前半:拮抗した展開

ユナイテッドは、試合開始直後から素早いカウンターアタックを展開。カゼミーロが元ユナイテッドのダニー・ウェルベックからボールを奪い、フレッジ、ブルーノ・フェルナンデスと完璧な連係を見せ、アントニーに素晴らしいパスを出したが、シュートは枠を外れた。

しかし、ホームチームも反撃に出る。ビクトル・リンデロフのショートパスを素早くインターセプトした三笘は、ゴールに向かって果敢に攻め込むと、シュートがデ・ヘアの顔面を直撃。デ・ヘアはプレーを再開する前に数分間の治療を必要とした。

ブルーノがボックスの端からシュートを放った後、三笘がその数分後に再びチャンスを作り出す。シーガルズは右サイドから左サイドにボールを運び、三苫はアーロン・ワン・ビサカを振り切ってシュートを放ったが、ファーポストをかすめるように通過した。

15分から25分にかけては、ラッシュフォードがジェイソン・スティールと対峙し、アントニーがサイドネットを揺らすなど、ユナイテッドも攻勢に転じた。

ルーク・ショーとフェルナンデスがショートコーナーを作り、ペナルティエリア内に深いクロスを入れると、カゼミーロが頭で合わせるが、わずかに外れる。

ラッシュフォードはターンしてモイセス・カイセドを抜き去り左足でボールを蹴り込もうとしたが、スティールに再び阻まれた。その結果、コーナーキックからアントニーがエリア手前でシュートを放つも、スティールに対応されてしまう。

前半の半ば、ブライトンは再び落ち着きを取り戻してゴールを狙い始める。ワールドカップ優勝者のマック・アリスターが放ったロングレンジのシュートは、ファーポストから大きく外れる。その後、フリオ・エンシソが抜け出してシュートを放つが、これも枠を外れ、面白い試合展開となった。

前半も終盤に差し掛かり、ユナイテッドが最大のチャンスを得た。

ピッチでボールを動かし、フレッジが巧みなワンツーでマルシャルをゴール前に送り込む。マルシャルは右足でシュートを放つが、スティールがまたもや立ちはだかり、ゴールを奪えないまま前半を終えた。

後半にテンションが高まる

後半:終盤の失点

後半開始早々、ユナイテッドはブライトンディフェンスの背後にスペースを見つけ、ラッシュフォードがスピードで抜け出す。ラッシュフォードは、カイセドが自分の胸に腕を当てたためPKを得たかもしれないと思ったが、主審のアンドレ・マリナーは笛を吹かなかった。

三苫は後半も攻撃の起点となるも、ブライトンはフィニッシュまで持ち込むことができない。

すると、フェルナンデスとカゼミーロが立て続けにゴールを狙う。ユナイテッドのプレーメーカーがボックスの端から放った弧を描いたシュートはスティールが弾き、カゼミーロのヘディングはクロスバーの上をかすめた。

主審のアンドレ・マリナーに抗議するショー

アントニーとルイス・ダンクがファウルを巡って小競り合いを見せ、熱気が高まる中、ホストが試合を優位に進める。交代出場のソリー・マーチのシュートは不運にも枠を外れ、マック・アリスターのシュートもデ・へアが弾き飛ばしてコーナーに逃げる。

このままスコアレスでユナイテッドが勝ち点1を獲得したかに思えた矢先だった。ショーのファウルにより、主審のマリナーがシーガルズにフリーキックを与える。そして問題のシーンに。

試合を終わらせたと思った瞬間、主審はVARモニターを確認するためにサイドラインに呼ばれた。

そして数分後、ショーのハンドがあったとして、ブライトンがPKを獲得。マック・アリスターがゴール上隅に突き刺し、ホームチームが試合を制した。

マック・アリスターがPK成功

試合情報

ユナイテッド:デ・へア;ワン・ビサカ、リンデロフ、ショー、ダロト;カゼミーロ、フレッジ(76分にサビツァーと交代);アントニー(76分にサンチョと交代)、フェルナンデス(C)、ラッシュフォード;マルシャル(84分にヴェフホルストと交代)

出場機会のなかったサブ: バトランド、マグワイア、マラシア、ウィリアムズ、エリクセン、ペリストリ

イエローカード: カゼミーロ、ダロト、アントニー

ブライトン:スティール;カイセド、ウェブスター、ダンク(c)、エストゥピナン;マック・アリスター、ギルモア(75分にコルウィルと交代);ブオナノッテ(62分にマーチと交代)、エンシソ、三笘;ウェルベック(75分にウンダヴと交代)

出場機会のなかったサブ: サンチェス、アヤリ、ファン・ヘッケ、オフィア、モラン、ピュピオン

ゴール:マック・アリスター(90+9分 PK)

イエローカード:ウェブスター、ダンク、コルウィル、カイセド

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