ブルーノが試合前に伝えたこと
ブルーノ・フェルナンデスは、マンチェスター・ユナイテッドがあらゆる意味でチームになったと感じている。
ジャック・グリーリッシュの先制点によって劣勢に立たされた後半、ブルーノは同点に追いつくために重要な役割を果たした。
マーカス・ラッシュフォードは、ユナイテッドの選手としてはルート・ファン・ニステルローイ以来となる7試合連続ゴールを達成するなど、好調を維持している。
フェルナンデスはBT Sportに、「試合に勝つことが大事なのは明らか。試合前に監督も言っていたけれど、先制するかは関係ない。一番大事なのは勝つこと。素晴らしい逆転劇だったし、チームの努力も素晴らしかった」と語った。
10月に行われた前回の対戦で喫した6-3の敗北を思えば、今回の勝利はさらに注目に値する。ブルーノが言うように、ワールドカップ後の7連勝という無敗記録が示すように、チームは今、お互いのために懸命に働いている。
「試合前、チームにはこう言ったんだ。『今の自分たちは、チームのように思える』とね。少し前までは、時にはチームであるように思えた時があって、一人ひとりがお互いのために努力しているように思えた。今は、お互いのためにハードワークするちゃんとしたチームになっているし、それが報われているのがわかる」
フェルナンデスの同点弾は、ホームのファンにとって胸が熱くなるような瞬間の後に生まれた。カゼミーロのスルーパスはシティーのDFをすり抜け、オフサイドポジションにいたラッシュフォードのコースに入った。
しかし、ラッシュフォードはボールに触れなかった。代わりにフェルナンデスがエデルソンにチャンスを与えず、カーブをかけたシュートを決めた。VARによるチェックでは、ラッシュフォードがプレーを妨害していなかったと判定されてゴールが認められ、そこからユナイテッドが���利を収めた。
「僕はゴールの方を向いていたし、マーカスは自分がより良いポジションにいると見ていたのだろうね」と、フェルナンデスは言う。「僕らの誰かがオフサイドかどうかは分からなかった。ただ、僕の近くにはDFがいた。結果ゴールになったから、本当に良かったよ」
ユナイテッドは2位シティとの勝ち点差を1に縮めたが、ガナーズが日曜日に行われるトッテナム・ホットスパーとのノースロンドンダービーに勝てば、アーセナルとの差は8に広がる。
フェルナンデスは、現在の順位は問題ではないと考えており、むしろチームが先走ることなく、ハードワークとシーズンをいい形で終えるための集中力を優先させる方を強く望んでいる。
「前を向かなければならない。次の試合に向けて前を向いていかなければならない。だから今は、この大きな勝利、この長い一日を祝わないといけない」
「でも明日からは、すぐにクリスタル・パレス戦に切り替える。あそこで試合をするのはいつもタフで、みんなが知っている。次の試合に集中しないといけない」