ユナイテッド

クリスタル・パレス 0-2 マンチェスター・ユナイテッド

木曜日 16 7月 2020 23:38

マーカス・ラッシュフォードとアントニー・マルシャルのゴールにより、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでクリスタル・パレスを2-0で下し、勝ち点3を獲得した。

セルハースト・パークでの一戦が行われる前、トップ4を争うライバルのレスター・シティーがシェフィールド・ユナイテッドに2-0で勝利し、ユナイテッドとの勝ち点差を広げていた。

これに対してユナイテッドも勝利という回答を出し、フォクシーズと勝ち点で並んだ。そして依然としてチェルシーとの勝ち点もわずか1のままで、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権をかけた争いはさらに熾烈となっている。

ユナイテッドは、パレスが同点ゴールを決めたかと思われた場面でVARに救われた。また、前半にホームチームがPKを主張した際にも判定に救われた。

しかし、ラッシュフォードとマルシャルが今シーズン合計44ゴールに到達する活躍で、大事な一戦をモノにしている。

月曜の夜にオールド・トラッフォードで行われたサウサンプトン戦は、試合終了間際に同点に追いつかれたチームは、パレスとのアウェイゲーム序盤は固さが見られた。

ここ5試合負け続きのパレスは、反対に立ち上がりからユナイテッドを攻め立てる。

開始2分、元ユナイテッドのウィルフレッド・ザハがかつてのチームメートだったアーロン・ワン・ビサカをかわしてシュート。しかし、ダビド・デ・ヘアが弾き返して難を逃れる。

ユナイテッドをキャプテンとしてまとめ上げるハリー・マグワイアは、前半から攻撃に加わり、コーナーキックからシュートに繋げる。最初の好機は予期していなかったボールに驚いた様子だったものの、次のコーナーキックではしっかりヘディングを合わせたがシュートは枠の外。

序盤は良い流れでプレーできず、攻めるパレスを前に苦しんだ印象だった。

ワン・ビサカのシュートはブロックされ、メイソン・グリーンウッドも珍しくシュートミス。

32分にはマグワイアが相手選手との接触で頭部を痛めたが、その6分後にはブルーノ・フェルナンデスのコーナーキックに頭で合わせてチャンスに絡む。

序盤にザハのシュートを止めただけのデ・ヘアは、パレスのリーディングスコアラー、ジョルダン・アイェウのシュートをセーブ。ビクトル・リンデロフがザハをペナルティエリア内で倒したようにも見えたが、主審のグラハム・スコットはPKを認めなかった。

30分が過ぎても動かなかった試合展開を変えたのは、ラッシュフォードだった。

フェルナンデスからのパスを受けたラッシュフォードは、パレスのゴールキーパー、そして2人のディフェンダーをかわしてシュートを決め、今シーズン22ゴール目をマーク。

ラッシュフォードのゴール以降は、パレスのルカ・ミリヴォイエヴィッチがフリーキックを直接狙ってデ・ヘアのファインセーブが見られるなど、序盤の展開が嘘のように両チームに動きが見られた前半だった。

前半の追加タイムに先制点を決めたラッシュフォード

ところが55分、ザハの低いクロスをアイェウに決められ、一時は同点に追いつかれたかと思われた。

直後にVARで確認されると、オフサイドに判定が改められ、肝を冷やす。

この判定にも気落ちしなかったパレスは、ジェームズ・マッカーシーがロングレンジから思い切ってシュート。しかし、デ・ヘアが得点を許さない。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、ここで2選手を交代。グリーンウッドとスコット・マクトミネイに代えて、ジェシー・リンガードとネマニャ・マティッチを投入した。

後半の給水タイム後、ユナイテッドは欲しかった追加点を狙いに行く。74分、フェルナンデスは流れの中からシュートも、ポストに阻まれる。

枠にシュートを当ててから4分後、フェルナンデスは見事なパスをラッシュフォードに供給。そしてラッシュフォードからマルシャルの足元にボールが渡ると、右足でのシュートが決まって2-0。マルシャルも今シーズン22ゴールに到達した。

ザハのシュートを再びデ・ヘアが弾き返してピンチを防ぐと、マルシャルの得点時に接触して負傷したパトリック・ファン・アーンホルトの治療にかかった時間が考慮され、11分も与えられた後半の追加タイムを無事に終え、勝ち点3を獲得している。

マルシャルが今シーズン22ゴール目をマーク

試合情報

ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、フォスメンサー、マクトミネイ(63分にマティッチと交代)、ポグバ、グリーンウッド(63分にリンガードと交代)、フェルナンデス、ラッシュフォード、マルシャル

出場機会のなかったサブ:ロメロ、バイリー、ダロト、フレッジ、ジェームズ、マタ、イガロ

得点:ラッシュフォード(45+1分)、マルシャル(78分)

イエローカード:マグワイア

クリスタル・パレス:グアイタ、ウォード、サコ、ダン、ケーヒル、ファン・アーンホルト(84分にミッチェルと交代)、ミリヴォイェヴィッチ(キャプテン)、マッカーシー(84分にリーデヴァルトと交代)、マッカーサー(72分にシュルップと交代)、ザハ、タウンセンド、アイェウ

出場機会がなかったサブ:ヘネシー、ケリー、ウッズ、クヤテ、マイヤー、ピエリック

イエローカード:ミリヴォイエヴィッチ

主審:グラハム・スコット

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