David Bekham

ベッカムが語るユナイテッドでの思い出

11月3日、懐かしの92年組がアディダスの新作『Ninety-Two』の発表会イベントでオールド・トラッフォードに集結。ファンを囲んでのQ&Aセッションに参加した。

ギャリー・ネヴィル、フィル・ネヴィル、ニッキー・バット、ライアン・ギグス、そしてポール・スコールスらと肩を並べて着席したデヴィッド・ベッカムは、ユナイテッド・ファミリーについてやユナイテッドでの大切な思い出、そしていかにサー・アレックスが導いてくれたかを語った。

 

6人で集まるのは久しぶり?

それぞれ忙しくしているけれど、機会があればみんなで集まるようにしている。それに、半年くらい会っていなくても、会ったらすぐにあの頃と同じ感じに戻るんだ。お互いからかいあったりしてね。

 

家族が再会するような感覚?懐かしい顔に出会ったりも?

そうだね。今はロンドンに住んでいるし、忙しくてひんぱんには戻ってこられないけれど、オールド・トラッフォードに帰ってくると、いつも変わってないな、と感じる。ユナイテッドはいつだって僕にとっては家族のような存在だ。ここで2、30年働いているスタッフとすれ違ったりもするしね。それがこのクラブが特別なところでもあると思う。

ここでは数々のトロフィを手にしたけれど、中でもユースカップには特別な思いがあるのでは?

いままさに僕たちも、それぞれがこのスタジアムでとくに印象に残っている思い出について話していたところなんだ。ここでは何試合もプレーして、多くのものを勝ちとったからね。でも僕にとってFAユースカップの決勝戦はとくに思い入れが強いもののひとつだ。大勢の観衆の前で、ファーストチームや監督がいる前でプレーした。あれは僕らにとって特別な瞬間だった。あの時のユースチームは強かった。そしてオールド・トラッフォードでユースカップ決勝を戦い、優勝できたのは本当にスペシャルな経験だった。そして試合の後、ロッカールームで尊敬するファーストチームの先輩選手たちに会えたこともさらに特別な思い出になった。いかにこのクラブがファミリー的かということの象徴だった。

監督についてアウェーゲームの遠征に帯同して、ベンチに座って試合を観察した経験は、のちにメンバー入りしてから役にたった?

いや、まったく。ロッカールームに入るのにもいつも緊張していたし、食堂に行ってもブライアン・ロブソンやスティーブ・ブルースがいると、2つくらい離れたテーブルについていた。慣れないころは、そういうふうに、ベテラン選手たちに畏怖を感じるものなんだ。アウェーゲームには何度も帯同していたし、子供の頃からずっとユナイテッドのファンだったから、ユナイテッドでプレーするのは僕の夢だった。でもチームの指示でそうやって試合に帯同して、僕はとにかく選手たちを間近で見てみたかった。だからある試合で監督がベンチに座らせてくれたときは、ものすごくうれしかったね。