デ・ヘアが振り返るビッグセーブの瞬間
ダビド・デ・ヘアは、2-1で勝利したウェストハム・ユナイテッド戦後に興奮冷めやらぬ状態に浸っていた。
試合終了間際にホームチームにPKが与えられ、同点に追いつかてしまう可能性があった中で、デ・ヘアに全てが託された。
ユナイテッドは89分にジェシー・リンガードが豪快なシュートを決めてリードを奪ったばかりだったが、マーティン・アトキンソン主審がオンサイドモニターで問題になったプレーを確認後、ルーク・ショーのハンドを認めた瞬間、デ・ヘアの胸は高鳴り、頭が真っ白になった。
しかし、彼は冷静にマーク・ノーブルのPKを阻止した。
「ジェシーの素晴らしいゴールと、PKに関する愚かな判定、そして試合の最後に相手にとってラッキーだったPKと、終盤は少しクレージーだった」とデ・ヘアはMUTVに語った。
「相手が選手を交代したので、ちょっと変な感じだった。最後に僕がセーブして、勝ち点3を取れた」
また、Sky Sportsとのインタビューでは、デ・ヘアはさらにPKについての見解を述べた。
「デクラン・ライスがボールを持っているのが見えたので、彼がPKを蹴ると思っていた」
「その後、ノーブルがボールを持っているのが見えた。最後のプレーで、セーブを決められた」
「僕が考えていたのは、とにかくセーブすることだけ。PKをセーブすること、そしてチームの勝利に貢献すること。ここでのウェストハム戦はいつも難しいから、本当に、本当に嬉しい」
興奮するデ・ヘアのもとにチームメートたちが駆け寄って彼を祝福した。試合終了からわずか1分後、デ・ヘアは仲間やコーチングスタッフに囲まれ、ファンも大興奮だった。
デ・ヘアはこの瞬間を「素晴らしい」と表現した。
「試合終了間際にPKをセーブし、チームを勝利に導き、ファン、チームメート、スタッフ、そしてチーム全員が一丸となったことは、言葉で表現するのが難しいほど素晴らしい瞬間だった」
「チャンピオンズリーグでの敗戦後、僕たちは良い形で挽回できたと思う。全員で、最後まで戦った。ドレッシングルームで勝ち点3を獲得するためにここに来たと話していたから、それを実行に移せて嬉しい」