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モウリーニョ監督がユヴェントス戦を総括

火曜日 23 10月 2018 22:14

ジョゼ・モウリーニョ監督は、“スーパーチーム”と形容したユヴェントスに1-0で敗れながらも、チャンピオンズリーグ・グループステージを勝ち上がる可能性は残されていると考えている。

前半パウロ・ディバラに先制点を許したものの、マンチェスター・ユナイテッドは後半にパフォーマンスレベルを上げた。ポール・ポグバのシュートがポストに嫌われる不運もあったため、監督は勝ち点1を得られたと感じた。幸いにもバレンシアがヤングボーイズとのアウェイ戦に1-1で引き分けたため、来月トリノでユヴェントスと再戦するユナイテッドはグループ2位をキープしている。

試合後MUTV、BT Sport、会見で監督が語った内容は、以下の通りだ。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督とジョゼ・モウリーニョ監督

ユーヴェを称賛
ユヴェントスは、先制した場合だと失点しないタイプのチームで、彼らからゴールを奪うのは極めて難しい。我々のアタッキングプレーヤーは、おかしな言い方だろうが“スウィートな足”を持っていなかった。結果は残せなかったが、全員がトライし、力強く、精神的にも強靭だった。ユヴェントスもそれを実感しただろう。前半の彼らは試合をコントロールし、後半は守備に力を入れていた。(ジョルジュ)キエッリーニ、(レオナルド)ボヌッチのほかにセンターバックを追加してね。私が思うに、ミスター・ボヌッチとミスター・キエッリーニは、きっとハーバード大学でセンターバックになる方法について講義ができる。ユヴェントスには全てが備わっている。才能のある選手がピッチ中にね。非常に難しい試合だった。試合前も、試合中も、この試合で何か得られるのではないかと思っていたが、それは実現できなかった。点を決められなかったが、私は選手たちに満足している。

正直な評価
ユヴェントスのレベルは異なると言うべきだろう。それを認められないのであれば、その方が問題だ。私は常に正直でいたいと思っている。彼らは質、安定感、経験、ノウハウ、すべてにおいて別次元。彼らのベースは、ボヌッチとキエッリーニだ。あの2人がいるからこそ、攻撃陣が前に自由に出て行ける。クリスチアーノ、ディバラ、それに創造的な選手が前に出て行ける。もしボールを失っても問題ない。ボヌッチとキエッリーニがいてくれる。ただ、後半終盤のプレーを考えれば、我々にもゴールを奪うチャンスはあった。ドローで勝ち点1の獲得が妥当だとは思うが、できなかった。それでも私は選手に何の不満もない。日曜の試合(エヴァートン戦)にはポジティブななフィーリングを持って臨める。次の試合について考えないといけない。

ユヴェントスとの差
いささか差がある。ユヴェントスは7年連続王者だ。ここ4、5年でチャンピオンズリーグの決勝に2回進出しているチームだ。それでも彼らは満足していない。世界でベストプレーヤーを獲得しようとしている。過去の実績があるビッグクラブだが、大きな未来を掴みとる意欲もある。彼らがやっていることはすべて勝利のためだ。チャンピオンズリーグだけではなく、トレブル(3冠)を取るためだ。それこそ、たいていイタリアでは勝てている彼らが希望していること。トレブルを達成したのは我々で、彼らはまだだが、非常に近い位置にいる。

ハーフタイムに伝えたこと
対応が必要だった。前半は(ブレーザー)マテュイディと(ミラレム)ピアニッチからボールを奪うのが難しく、彼らにプレッシャーをかけるのも簡単ではなかった。前半は、あの2人に長い間ボールを持たれてしまい、フラストレーションが溜まった。後半は彼らへのプレスのかけ方、リカバリーの部分で改善できた。それに精神的な面でも、よりアグレッシブにプレーできた。

ゴールを決められなかったアントニー・マルシャル

ルカクのゴール欠乏を不安
彼は素晴らしいプロフェッショナルで、チームのために全力を尽くしてくれているが、最近は精彩を欠いている、という意見に同意しないといけない。ゴールを決められてないだけではなく、自信、ムーブ、タッチの部分においても精彩を欠いている。チームと上手く連携できていない。しかし、彼が我々のストライカーだ。素晴らしいストライカーで、チームが信頼している。ラッシュフォードをストライカーとして起用できるかって? そうなったら、この難しい状況(負傷者多数)でウィンガーがいなくなる。ルカクはハードワークを怠らない素晴らしい選手だ。その内ゴールは決まるようになるし、自信を取り戻すだろう。

グループ2位
組み合わせ抽選の時から、2位をバレンシアと争うようになるのはわかっていた。こうなることは最初からわかっていた。我々��勝ち点は4で、あと3試合残っている。今日は勝ち点1を取れていたかもしれないし、毎試合で勝ち点を取れることはわかっている。グループ順位は、敵地でバレンシアと対戦する最終節に確定する。ユヴェントスのようなスーパーチームと、我々やバレンシアのような優れたチームが揃うグループでは普通のことだ。

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