エリック

テン・ハフがW杯期間中のプランについて語る

木曜日 10 11月 2022 03:16

マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、来たるW杯カタール大会中に、選手たちをどのようにマネジメントするか、そのプランについて詳細を明かした。

レッズのボスは水曜日にキャリントンで、ファンを招いた記者会見を行った。ここではサポーターたちが、幅広いテーマについて彼に質問を投げかけた。 

12の公式サポータークラブから代表者が出席した中、ミドルトン代表のカラム・ノーランとダニエル・ムーアが尋ねた質問のひとつが、ここからの6週間ほどをどのように過ごすかというものだった。

 トップチームの選手たちの多くは、それぞれの母国を代表してワールドカップに参戦するが、それ以外の選手もいる。公式戦のないこの期間中に、彼らの成長をいかに支えるか、その最善の方法について、テン・ハフはじっくり時間をかけて考えてきたと話した。

ファン代表がエリックに質問! 動画

ファン代表がエリックに質問!

エリック・テン・ハフが、マンチェスター・ユナイテッドの12のサポータークラブのメンバーと対談した特別企画

「ワールドカップに出場する選手がたくさんいるということは、トップクラスの選手がいるということだから、喜ばしいことだ」とオランダ人指揮官は口火を切った。

 「彼らはそれぞれの国のため、異なるスタイル、異なるシステムのもとで試合に臨む。彼らが健康体を維持してピッチに立てることを願っている。プレーしていないと、私は彼らのことが少し心配になるからね」。

 「こちらに残る選手については、まあ、それほど多くはないが、まずはこの期間を振り返り、自分たちが正しい方向に進んでいるかだけでなく、どう改善できるのか、新たな計画を立てる良い機会になる」。

シーズン後半戦の多忙なスケジュールに備えて、マンチェスターに残る選手たちには、まずは短い休息と回復の期間が与えられるという。そしてその後については、国内戦再開に向けた明確なプランがあるとテン・ハフは語った。

 「彼らのために適切なプログラムを用意する。まずは短い休息期間を過ごすことになる。再開後はクリスマス時期から5月の閉幕まで、休みなく駆け抜けることになるからね」。

「なのでまずは、短い休暇を過ごしてもらい、その後カディスでトレーニングキャンプを行い、試合もいくつか予定している。こちらに戻ってからもまた試合をする予定だ。明日の試合(アストン・ヴィラ戦)に勝って、カラバオカップの次のラウンドを戦い、それからシーズン再開の準備にかかりたい」。

 「(ワールドカップに参戦する)選手たちがどのような状態で戻ってくるかによるが、彼らに対するプランもある。いつこちらのトレーニングに復帰できるかは、彼らがワールドカップでどこまで勝ち抜くかにもよる」。

テン・ハフ「最強メンバーで臨む」

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ボスは変更を示唆しつつも、カラバオカップ3回戦では強力なメンバーを選ぶつもりだ。

エリックはまた、シーズン半ばに行われる今回のワールドカップが、アカデミー生の中から有望株を観察する機会にもなるだろうと話した。

 「若い選手についていえば、我々にとっては良い機会になる。彼らを合流させる予定だから、我々にアピールすることができることだろう」。

 「彼らは、こちらに残る選手たちと一緒に活動する機会を得る。来シーズンに向けて、重要になってくる選手たちが何人かいる。我々の成功に貢献してくれることになる選手たちだ」。

「よって、(若い選手と)一緒に活動すること、それからチームに貢献しなければならないシニアの選手たちのコンディションをキープすることの組み合わせとなるだろうね…。彼らはなによりこの期間中にコンディションを保つことが重要だ。そのためには試合も必要だし、トレーニングも必要だ」。

ハイライト:ヴィラ vs ユナイテッド 動画

ハイライト:ヴィラ vs ユナイテッド

ヴィラ・パークでの一線を2分にまとめたハイライトをチェック。

テン・ハフは、やや停滞気味だった今シーズンの序盤戦について、どのようにチームに闘志を植え付けていったかについても尋ねられた。

「まず最初に明言しておきたいのは、スピリットについて話をするとき、私が着目するのは、マンチェスター・ユナイテッドが、いかに多くのトロフィーやタイトルを獲得してきた歴史があるかということだ」とエリックは語り始めた。

 「そして、それは常にチームスピリットとファイティングスピリットによるものだった。マンチェスター・ユナイテッドには素晴らしい攻撃手もいて、彼らは最もクリエイティブで高く評価された選手たちだった。ファンのみなさんは、誰のことだかおわかりだと思う。結局のところ、マンチェスター・ユナイテッドのカルチャーの根底にあるのは、チームスピリットとチームファイトなのだ」。

「それは私が取り戻したいと思っていたことの一つであり、それに向けて我々は正しい方向に進んでいると思う。ときには日曜のような挫折を味わうこともあるし、そうしたパフォーマンスには満足していない。私自身も責任を感じている。日曜の試合でのチームを見ると、あれはマンチェスター・ユナイテッドではなかった。彼らがロボットでないことは分かっているが、それでも���々は、彼らが毎試合、あるいはできる限り多くの試合で、ピッチで力を発揮することを要求しなければならない。そしてそれは、限りなく頻繁なことでなければならないのだ」。

 

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