セーフスタンディングの申請が承認
マンチェスター・ユナイテッドが2022年にオールド・トラッフォードで実施するセーフスタンディング(安全策を講じた立ち見席)の試験導入に関して、スポーツグラウンド安全局(SGSA)が申請を承認した。
この試験導入の条件の一つには、シアター・オブ・ドリームス内のホームとアウェー両セクションに、指定された安全な立ち見席を設けることだった。
クラブは、夏の間に北東側のエリアに1,519席のバリアシートを設置したが、アウェー側のエリアにも約500席が追加され、12月下旬に作業が完了する予定。
ユナイテッドは、バリアシートの設置に適したグラウンドの他のエリアについても検討を進めている。
ユナイテッドは、カーディフ・シティー、チェルシー、マンチェスター・シティー、トッテナム・ホットスパーとともに、セーフスタンディングトライアルの申請が承認された5つのクラブのうちの1つだ。
最高執行責任者のコレット・ロッシュのコメントは、以下の通り。
「オールド・トラッフォードが、1月から試験運用されるセーフスタンディングが導入されるイングランドの最初のスタジアムに含まれることを嬉しく思います。これは、北東部にバリアシートを設置して成功したことを受けたもので、今後はSGSAのガイドラインに沿って、アウェイセクション���バリアシートを設置することが義務付けられています」
「スタジアムの大部分は着席したままですが、セーフスタンディングがファンの選択肢を増やし、これまでも立って観戦していた観客の多いエリアの安全性を高めることができると確信しており、他にも適切な場所に設置する可能性を引き続き検討していきます」
スポーツ大臣のナイジェル・ハドルストンのコメントは、以下の通り。
「シーズン後半に向けて、これらの5つのクラブを安全なスタンディングエリアの早期導入チームとして承認できることを嬉しく思います。今こそ、プレミアリーグとEFLチャンピオンシップで、安全な立ち見席を適切に試験し、広く普及させる時です。安全性は何よりも重要であり、SGSAはクラブと一体となってこの問題に取り組んでいます。ファンの皆様には、生の試合を楽しむための様々な選択肢があってしかるべきです。私は、これらの試験の進捗状況に関心を持って見守っていきたいと思います」
SGSAの最高責任者であるマーティン・ヘンダーソン氏のコメントは、以下の通り。
「立ち見席なしのグラウンドにライセンス付きのスタンディングエリアを導入することは、歴史的な変化です。 マンチェスター・ユナイテッドFCがその先駆者の一人となることを嬉しく思います。本日の発表により、ライセンススタンディングエリアを適切にテスト、そして評価し、政府に次のステップをアドバイスすることができます」