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ラッシュフォード

ユナイテッド1-0ワトフォード

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マンチェスター・ユナイテッドは、前半マーカス・ラッシュフォードのゴールで先制し、ワトフォードとの今季プレミアリーグ最終節に勝利した。

今節の主役は、今季終了後に現役を引退するユナイテッド主将のマイケル・キャリックだった。試合前には、両チームの選手がトンネルを作り“ガード・オブ・オナー”でキャリックを迎え入れた。36歳のキャリックは、2006年にトッテナムからユナイテッドに加入。在籍12年で通算464試合に出場した。試合前には今季プレミアリーグで無失点試合を最も多く記録したダビド・デ・ヘアがリーグのゴールデングローブ賞を受賞。18試合でのクリーンシート達成に貢献したデ・ヘアは今節休養のため欠場した。ジョゼ・モウリーニョ監督は、来週末にウェンブリーで開催されるチェルシーとのエミレーツFAカップ決勝に向け、大幅にメンバーを入れ替えて最終節に臨んだ。

また、試合前には4-1でベンフィカを下し、クラブ史上初のヨーロピアンカップ優勝を果たした1968年から50年を記念し、優勝メンバー8選手が来場。デニス・ロー、パディ・クレランド、デイヴィッド・サドラー、ジョン・フィッツパトリック、サー・ボビー・チャールトン、ジム・ライアン、ジミー・リマー、アレックス・ステップニーが試合開始直前、ファンに紹介された。

動画
キャリック

すでにユナイテッドが2位を確定させ、ワトフォードも残留を決めていたため、最終節は消化試合の意味合いが強く見て取れた。序盤は見せ場も少なかったものの、33分、キャリックが時計の針を逆回転させ、全盛期と変わらぬプレーを披露。見事なパスでユナイテッドの決勝ゴールをアシストしてみせる。

キャリックが自陣から縦に速いパスを前線に送り込むと、フアン・マタが見事にコントロール。ゴール前にボールを落とし、これをラッシュフォードがサイドフットで蹴り込んでフィニッシュ。キャリックらしいパスから生まれたゴールシーンになった。

ラッシュフォード
先制点を決めたラッシュフォード
前半から冷静に対応していたGKセルヒオ・ロメロの集中力が試されたのは前半終了間際だった。ゴール前でリシャルリソンのヘディングを弾き返すと、続けてジェラール・デウロフェウのシュートにも対応。1-0のまま前半を折り返す。

日差しが強まった中で後半開始となったが、さほど積極的に動きが見られるわけではなかった。ただ、後半半ばには、先日脳出血で病院に搬送されたサー・アレックス・ファーガソンの全快を願う横断幕がオールド・トラッフォードで掲げられた。

77分にアンデル・エレーラがデイリー・ブリントに変わって出場したあたりから、オールド・トラッフォードのサポーターも、キャリックの最後を実感し始めただろう。

そして84分、サー・アレックスが獲得した中でもベストプレーヤーの一人がピッチを去った。キャプテンマークをマタに託すと、ユナイテッドの全選手がタッチラインに集まり、キャプテンを称賛。サポーターも歓声と拍手でキャリックのキャリアを称えた。

キャリックは四方のスタンドの方を向き、ユニホームのクレストに手を当て、交代選手として待っていたポール・ポグバを抱擁。モウリーニョ監督ともテクニカルエリアでハグを交わし、ピッチに別れを告げた。ユナイテッドで数々のタイトル獲得に貢献したレジェンドに相応しい最後だった。

サポーターはよりゴールが決まる試合を期待していたかもしれない。しかし、プレミアリーグ最終節でのゴールが、引退するキャリックから生まれたことの方が大きかったのではないだろうか。本当に、キャリックらしいエレガントなパスだった。

キャリック
監督と抱擁を交わすキャリック

ラインナップ

 ユナイテッド:ロメロ、ダルミアン、バイリー、ロホ、ブリント(76分にエレーラと交代)、キャリック(キャプテン、84分にポグバと交代)、マクトミネイ、マタ、アレクシス、ヤング(60分にショーと交代)、ラッシュフォード

出場機会のなかったサブ:ペレイラ、バレンシア、ジョーンズ、リンガード

イエローカード:ロホ、ヤング、マクトミネイ、ショー

ワトフォード:ゴメス(キャプテン)、ヤンマート、キャスカート、カバセレ(20分にマリアッパと交代)、ホレバス、ドゥクレ、ヒューズ、デウロフェウ(63分にディーニーと交代)、ペレイラ、リシャルリソン、グレイ(72分にチャロバーと交代)

出場機会のなかったサブ:ベックマン、プロディ、ルケバキオ、シンクレア

イエローカード:なし

注目ポイント

最高のプレー
18ヵ月前、モウリーニョ監督は、マイケル・キャリックが10歳若かったらどれだけ良かったかを嘆いた。36歳のキャリックは、オールド・トラッフォードでのラストマッチで、かつてポール・スコールズが「ロールスロイス級」と形容したプレーを披露。最高級のロールスロイスであっても、いつかはガレージで休むときがやって来る。しかし、オーナーが愛車を忘れることはない。数々の思い出をありがとう、マイケル。

ユナイテッドの次戦は?
5月19日(土)、ウェンブリーで開催されるエミレーツFAカップ決勝という大一番が待っている。タイトル獲得で今季を締めくくるため、チェルシーと決勝で戦う。

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