ラッシュフォードがサー・マット・バズビー年間最優秀選手賞を受賞
マーカス・ラッシュフォードが、2022-23シーズンのサー・マット・バズビー年間最優秀選手賞に選出された。
ラッシュフォードがこの賞を受賞するのは初めてで、キャリア最多の30ゴールを記録した今シーズンの活躍が高く評価された。
ファン投票はManUtd.comとユナイテッド公式アプリの両方で実施され、アカデミー出身のエースが最多票数を獲得した。
この栄誉は、クラブアカデミーにとっても誇りだ。ラッシュフォードは、1998年に同賞を受賞したライアン・ギグス以来、クラブで育成された選手として初めてサー・マット・バズビー年間最優秀選手賞を受賞した。
この賞に加えて、マーカスはチームメイトが選ぶ今季年間最優秀選手賞にも輝いている。
ラッシュフォードが年間30ゴールに到達
記事チェルシー戦での活躍により、マーカス・ラッシュフォードがユナイテッドの選手の中でも特別なグループに加わった。
30ゴールに加えて11アシストを記録したラッシュフォードの数字は、その功績の大きさを物語っている。
マーカスは、キャリアで最も困難なシーズンを経てエリック・テン・ハフ新監督のもとでの1年目となった今シーズンに臨んだ。2021-22シーズンは32試合に出場してわずか5ゴールに終わり、Euro2020の決勝でイタリアに��れて以来イングランド代表には選ばれていなかった。
しかし、決意に満ちてプレシーズンに復帰し、2-1で勝利した宿敵リヴァプールとの対戦では決勝点を叩き込んだ。
それは始まりに過ぎなかった。リヴァプール戦に続き、リーグ首位のアーセナルを3-1で破り、さらにヨーロッパリーグのオモニア・ニコシア戦とシェリフ・ティラスポール戦でもゴールを決めた。
10月に行われたウェストハム・ユナイテッド戦では1-0で勝利し、ユナイテッドでの100点目となる記念すべきゴールを決めた。
その直後、彼はワールドカップに出場するイングランド代表の一員としてカタールへ旅立った。この大会でも3ゴールを挙げて同国代表の得点王となった。
マンチェスターに戻ると、ラッシュフォードは10試合で10ゴールと、ジェットコースターのような快進撃を見せた。劇的勝利を収めたマンチェスターダービーでも、オールド・トラッフォードでの9試合連続ゴールを達成し、バズビー・ベイブスだったデニス・ヴァイオレットの64年間の記録に並んだ。次のホームゲームだったレディング戦でオフサイドと判定されたシーンがなかったら、ヴァイオレットを超えていたに違いない。
それ以降も彼はゴールを量産し、1月と2月のプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞した(9月に受賞済み)。2月は、ウェンブリーでニューカッスル・ユナイテッドを2-0で破ったカラバオカップ決勝で、重要な2点目を決めた。
先週木曜日に行われたチェルシー戦前の段階で、ラッシュフォードはクラブでのマン・オブ・ザ・マッチを14回も受賞していた。これは、最も近いライバル(ブルーノ・フェルナンデス、カゼミーロ)の2倍の数である。
マーカスは、ブルーズ戦でさらに1ゴールを挙げ、アレックス・ファーガソン元監督退任後、ユナイテッドの選手として初めて年間30ゴールを達成。2012-13シーズンのロビン・ファン・ペルシーに匹敵する数字を残した。
今回のファン投票2位は、サー・マット・バズビー年間最優秀選手賞を2度(2019-20、2020-21)受賞しているブルーノ・フェルナンデスが、3位にはリサンドロ・マルティネスが選ばれた。
また、カゼミーロ、4度の受賞歴を持つダビド・デ・へア、ルーク・ショーも多くの票を集めた。
しかし、ゴールを量産したラッシュフォードの受賞が相応しい。おめでとう、マーカス!