チェルシー 1-0 ユナイテッド

日曜日 05 11月 2017 22:17

マンチェスター・ユナイテッド対チェルシー戦は、後半のアルバロ・モラタのヘディングシュートで1-0でチェルシーが勝利を収め、ユナイテッドにとってはまたしてもスタンフォード・ブリッジでフラストレーションのたまる結果となった。

チェルシーのフロントマン、モラタは55分、ノーマークの状態からヘディングシュートを仕留めた。ユナイテッドも前半に惜しいチャンスはあったが決めきれず、5年連続でレッズはスタンフォード・ブリッジで勝利を逃した。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、8日前にトッテナムを破った試合と同じメンバーを送り込んだ。一方チェルシーは、週中のチャンピオンズリーグ戦でローマに敗れたメンバーから3人をチェンジ。試合前からタイトなゲームとなることは予想されたが、試合開始から20分ほどは落ち着かない展開が続いた。

怪我から復帰したエンゴロ・カンテがダビド・デ・ヘアを脅かして間もなく、フィル・ジョーンズに当たったボールがユナイテッドのゴールに収まったが、その直前、マルコス・アロンソのクロスをジョーンズとモラタが争った際にモラタにファウルがあったため、主審はこのゴールを無効にした。

アシュリー・ヤングのクロスをノーマークで受けたマーカス・ラッシュフォードが見舞ったヘッド弾は決まらず、逆サイドではチェルシーのMFティエムエ・バカヨコが惜しいチャンスを逃した。ロメロ・ルカクもペナルティボックスの際からゴールを狙ったが、GKティボー・クルトワに阻まれた。

アザールの強烈ショットはデ・ヘアがはじき、セカンドチャンスに飛びついたファブレガスのヘディングはサイドに流れた。チェルシーはその後もアンドレアス・クリステンセンがファブレガスのCKからヘッド弾を浴びせるなど、果敢に攻撃をしかけた。

0-0で再開した後半戦も10分を過ぎた頃、アザールがボレーシュートを見舞うがこれはデ・ヘアが処理。しかしその直後、同胞のスペイン人FWモラタが、セザール・アスピリクエタのクロスをヘディングでゴールのトップコーナーに叩き込んだ。

63分、モウリーニョはジョーンズとムヒタリアンに替えてマルアン・フェライニとアントニー・マルシャルを同時に投入。しかしチェルシーの守りは堅く、そればかりか危うくバカヨコに追加点を決められるところだった。さらにその直後にもアザールがシュートを浴びせたが、これはデ・ヘアがダイビングでセーブした。

ラッシュフォードのミドルボレーはわずかにポストの脇にそれ、試合終了間際にはフェライニもシュートを放ったが、これはクルトワがティッピングでセーブ。そしてこれがユナイテッドの最後のチャンスだった。レッズはまたしても、スタンフォード・ブリッジで勝利を奪えなかった。

チームラインナップ
チェルシー:クルトワ、アスピリクエタ、クリステンセン、ケイヒル(c)、ザッパコスタ(66分にリュディガーと交代)、バカヨコ、カンテ、ファブレガス(78分にドリンクウォーターと交代)、アロンソ、アザール(87分にウィリアンと交代)、モラタ

出場機会のなかったサブ:カバジェロ、アンパドゥ、ペドロ、バチュアイ

イエローカード:バカヨコ

ユナイテッド:デ・ヘア、バイリー、ジョーンズ(63分にフェライニと交代)、スモーリング、バレンシア、エレーラ、マティッチ、ヤング(78分にリンガードと交代)、ムヒタリアン(63分にマルシャルと交代)、ラッシュフォード、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ブリント、ダルミアン、マクトミネイ

イエローカード:ジョーンズ、エレーラ、フェライニ

 

ユナイテッドの次戦は?
国際マッチデーのため、次のプレミアリーグ戦までは2週間のブレイクとなる。その間、ユナイテッドのディフェンダーの2人、マッテオ・ダルミアンとビクトル・リンデロフはイタリアとスウェーデンの代表としてワールドカップ予選のプレーオフで対戦する。その他、各国代表に招集されている選手たちは、フレンドリーマッチに臨む。そしてブレイク後の初戦は11月18日(土)、オールド・トラッフォードにニューカッスルを迎える。