レポート:ユナイテッド2-3ガラタサライ
マンチェスター・ユナイテッドは、UEFAチャンピオンズリーグでガラタサライから2度リードを奪いながら3-2で敗れ、2連敗を喫した。
前半にラスムス・ホイルンドのゴールで先制したものの、その直後にウィルフレッド・ザハとケレム・アクトゥルコールにそれぞれゴールを決められた。
後半残り10分、カゼミーロがエリア内でのチャレンジで2枚目のイエローカードをもらい、さらにガラタサライがPKを獲得する。
マウロ・イカルディのPKは枠を外れたが、その数分後にイカルディがアンドレ・オナナの頭上を越えるシュートを決め、ガラタサライに勝ち点3をもたらした。
今年のチャンピオンズリーグで最初のホームゲームは、電光石火のように始まった。ブルーノ・フェルナンデスが巧みなタッチでシュートを狙ったが、枠を大きく外れる。
そのわずか10分後、ホイルンドはクリエイターからゴールゲッターへと転身し、シアター・オブ・ドリームスでのプレーをスタート。カゼミーロが右サイドのマーカス・ラッシュフォードの背後を狙うと、10番がサイドライン際を走り抜けてクロス。走りこんできたホイルンドがヘディングシュートを放ち、 先制に成功する。
しかし、このリードはわずか6分しか続かず、元クリスタル・パレスのザハのゴールで同点に追いつかれた。
ダビンソン・サンチェスがダイレクトで味方にボールを送ると、ザハはディオゴ・ダロトとの1対1を制し、オナナの頭上を越えるゴールを決めた。
同点に追いつかれたものの、ユナイテッドは2点目を狙いに行った。
ホイルンドが素晴らしいキーププレーを見せ、ラッシュフォードにボールを渡すと、10番はオーバーラップしてきたソフィアン・アムラバトにボールを転がす。しかし、アムラバトのシュートはアブドゥルケリム・バルダクチに阻まれ、コーナーキックとなった。カゼミーロのシュートもガラタサライのサンチェスに当たって枠を外れてしまう。
マウントにもペナルティエリア内で絶好の機会が訪れたが、彼のシュートはハンニバルが懸命に避けようとしたにもかかわらず、不運にもディフレクトしてしまった。
後半あたまから交代出場のクリスティアン・エリクセンがファーストパスでラッシュフォードの背後を通す。ラッシュフォードはスピードに乗ってゴール前まで駆け抜けたが、自らシュートではなくブルーノへのパスを選択。だが、これはボールスピードが足りず相手に奪われてしまった。
ユナイテッドは、ホイルンドが素晴らしい冷静さを見せ、よく練られた動きからゴールに流し込み、リードを取り戻したかと思ったが、オフサイド。しかし、サンチェスのスリップから自陣でボールを拾った11番は、ゴールに迫り、フェルナンド・ムスレラの頭上を越えるシュートを決めた。
だが、アクトゥルコグルが、絶好のチャンスを逃した借りを返すように、ディフェンスを切り裂き、オナナを越えるゴールを決めて再び同点に。
また、オナナのパスミスから、カゼミーロが交代出場のドリース・メルテンスをエリア内で倒し、PKを与えてしまう。
イカルディが蹴ったPKはオナナのゴールを外れたが、元PSGのイカルディはアムラバトの位置によってオンサイドとなった後で落ち着いてゴールを決め、試合を決めた。
試合詳細
ユナイテッド:オナナ;ダロト、ヴァランヌ、リンデロフ、アムラバト(89分にマルシャルと交代);カゼミーロ、ハンニバル(45分にエリクセンと交代);フェルナンデス、マウント(84分にアントニーと交代)、ラッシュフォード(67分にガルナチョと交代);ホイルンド
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、ヴィテック、マグワイア、エヴァンス、マクトミネイ、ペリストリ
ゴール:ホイルンド(17、 67分)
イエローカード:カゼミーロ、ダロト
退場:カゼミーロ
ガラタサライ:ムスレラ;ブイ、サンチェス、バルダクチ、アンヘリーニョ(84分にエンドンベレと交代);アイハン(84分にネルソンと交代)、トレイラ(62分にオリベイラと交代);テテ(62分にユルマズと交代)、アクトゥルコール、ザハ(72分にメルテンスと交代);イカルディ
出場機会のなかったサブ: デミルパイ、ギュベンチ、バカンブ
ゴール:ザハ(23分)、アクトゥルコール(71分)、イカルディ(81分)
イエローカード:トレイラ、ブイ、オリベイラ