マンチェスター・ユナイテッド 3-1 RCランス

前半、フロリアン・ソトカがセンターサークルの端からロングシュートを決めてランスに先制されるも、後半にはマーカス・ラッシュフォード、アントニー、カゼミーロがゴールを決めて試合をひっくり返した。

この結果、アンドレ・オナナとメイソン・マウントは、加入後ホームでの初出場を果たし、勝利のスタートを切った。

ソトカの先制点

開始早々、オナナがフロリアン・ソトカのシュートをシンプルにセーブする。

アレハンドロ・ガルナチョがDFに激しくぶつかるシーンは、その後も繰り返し見られるようになり、25分頃にはマウントのオールド・トラッフォードデビュー戦がセンセーショナルな幕開けとなるところだった。ブルーノ・フェルナンデスがニアのタッチライン付近から出した絶妙のパスがガルナチョをとらえ、ガルナチョはボックス内のマウントに折り返す。シュートまで持って行ったマウントだったが、ボールを軸足に当ててしまう。

23分、プレーの流れとは逆に、ランスが意表を突いてリードを奪う。ディオゴ・ダロトがハーフウェイライン付近でラファエル・ヴァラン奴へのパスをミスし、ソトカが飛び出した。そしてハーフラインから放たれた山なりの超ロングシュートがオナナの頭上を越えてネットをゆらした。

すぐに反撃に出ようとしたガルナチョは、魅惑的な足技でランスのディフェンスから抜け出し、ボックス内に走り込んで観客を沸かせたが、残念ながらシュートは枠を外れた。

その後、ユナイテッドはアントニーとルーク・ショーがチャンスを作ったが、アントニーのシュートはブロックされ、ショーのシュートは枠を外れてセーブされた。

ランスに隙を与えず

再開から3分も経たないうちに、ラッシュフォードがストレトフォード・エンドの前でゴールを決め、1-1に追いつく。アントニーからラッシュフォードへのスルーパスも、ラッシュフォードのゴールも、ディフェンスをほとんど寄せ付けない見事なものだった。しかし、だからといって、エリア右からネットを揺らしたラッシュフォードの技量が称えられるべきだ。

52分、アントニーが抜け出して2-1に逆転。ガルナチョがアントニーにボールを渡すと、ファーストタッチは重たかったが、アントニーはブリス・サンバを破って2点目を決めた。

この直後、ガルナチョは左サイドをさらに突進したが、サリス・アブドゥル・サメドに体を張られて止められた。

すると、ショーがサイドからボールを振り込み、セットプレーから3-1に。MUTVのリプレーによると、ショーはノーマークのラッシュフォードを選んだ。ラッシュフォードはゴール右下隅に頭で合わせようとしたが、ボールはカゼミーロにディフレクトしてゴール左側のネットに突き刺さった。

ラシュフォードは後半10分に中央でボールを奪うと、ステイン・シュピーリングスをかわしてシュートを放った。しかし、シュートはDFに阻まれ、スコアは3-1のまま試合終了となった。

試合詳細 

ユナイテッド：オナナ；ダロト、ヴァランヌ、マルティネス、ショー；カゼミーロ、マウント；アントニー（81分にフォルソンと交代）、フェルナンデス（c）、ガルナチョ（68分にサンチョと交代）；ラッシュフォード

出場機会がなかったサブ：コヴァル、リンデロフ、マグワイア、エリクセン、ペリストリ、ワン・ビサカ、ファン・デ・べーク、ハンニバル

ゴール：ラッシュフォード（49分）、アントニー（53分）、カゼミーロ（59分）

RCランス：サンバ；グラディト（86分にクサノフと交代）、ダンソ、メディナ；フランクフスキ（89分にシシュバと交代）、アブドゥル・サメド（72分にスピアリングスと交代）、ディウフ（85分にエル・アヤヌイと交代）、マチャド（72分にハイダラと交代）；トマソン（73分にコスタと交代）、ソトカ（88分にコルテスと交代）、フルギニ（73分にギラヴォギと交代）

出場機会のなかったサブ：レカ、パンドール、ル・カルディナル

ゴール：ソトカ（23分）