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セビージャ戦後ファンに拍手を送るロメル・ルカク

ユナイテッド 1-2 セビージャ

マンチェスター・ユナイテッドのチャンピオンズリーグは、セビージャの交代選手ウィサム・ベン・イェデルの2ゴールにより幕を閉じた。

セビージャのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が交代カードを切った時点では、延長戦の可能性もあった。しかし、この交代が試合の流れを一変させた。

ベン・イェデルは交代出場後にわずか6分間で2度ゴールネットを揺らし、ユナイテッドの準々決勝進出の希望を打ち砕いた。終盤ロメル・ルカクが1点を返したものの、逆転には至らなかった。

オールド・トラッフォードに緊張感のある夜が戻ったのは4年ぶりのこと。前回ラウンド16に進出した2014年は、アテネでオリンピアコスに敗れた迎えた第2戦、ロビン・ファン・ペルシーのハットトリックにより2試合合計3-2で勝ち進んだ。

4年前と比べ、アウェイでの第1戦を0-0で終えたユナイテッドは楽な状況にいた。だが、チャンピオンズリーグに詳しい識者は決してユナイテッドにとって有利にはたらかないと指摘。大観衆による雰囲気に支えられるマンチェスターでの一戦で、セビージャが点を決めた上でドローに持ち込めるのではないかとも言われた。

その不安は、試合開始直後ルカクが作った決定機により少しは治まる。ジェシー・リンガードとのワンツーからシュートを放ったルカクだったが、これは大きい。

セビージャもすぐさまホアキン・コレアがヘディングシュート、フランコ・バスケスにもシュートを許してしまい、すぐに反応できなければ何かが起こり得る、という雰囲気が出来つつあった。38分、ユナイテッドはマルアン・フェライニが左足で強烈なシュートを放ったが、GKセルヒオ・リコに弾き返される。

後半、セビージャのコレアにボックス内に侵入を許すもエリック・バイリーのタックルで阻止。返す刀でリンガードが攻め入り、シュートまで持っていくも、リコに阻まれる。

時間だけが過ぎ、両チームにとって勝ち上がるにはゴールが必要という状況の中、緊張感が高まっていく。展開を変えるため、ジョゼ・モウリーニョ監督はフェライニに代えてポール・ポグバを投入。だが、リヴァプール戦の時のような熱量と流動性が感じられないまま過ぎ、73分、その代償を受けてしまう。

セビージャの交代出場選手ベン・イェデルが出場直後にシュートを放ち、これが決まって相手が先制。第1戦ではヒーローになったデ・ヘアも流石に対応しきれなかった。

残り18分で2点が必要になったユナイテッドは、フアン・マタとアントニー・マルシャルを加えたが、再びベン・イェデルに今度はゴールまで近距離の位置からヘディングを押し込まれて2失点目。

逆転を信じて戦ったユナイテッドは、ルカクのゴールで1点を返すも、ベン・イェデルのインパクトを上回れず、準々決勝に勝ち進めなかった。

敗戦に気落ちする選手たち
敗戦に気落ちする選手たち

ラインナップ

 ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(77分にマタと交代)、バイリー、スモーリング、ヤング、マティッチ、フェライニ(60分にポグバと交代)、リンガード(77分にマルシャルと交代)、アレクシス、ラッシュフォード、ルカク

出場機会のなかったサブ:ロメロ、リンデロフ、ダルミアン、マクトミネイ

イエローカード:ラッシュフォード

セビージャ:リコ、メルカド、ケアー、ラングレ、エスクデロ、エンゾンジ、バネガ、サラビア、バスケス(87分にピサーロと交代)、コレア(89分にガイスと交代)、ルイス・ムリエル(72分にベン・イェデルと交代)

出場機会のなかったサブ:ソリア、アラナ、パレハ、ノリート

イエローカード:バネガ、コレア、サラビア

注目ポイント

すべてをかけるFAカップ
リヴァプールに勝利できたことで来季のチャンピオンズリーグ出場権がかかるトップ4争いでは有利な立場にある。しかし、タイトルを獲得するという意味では、FAカップが唯一残されたトロフィーだ。先週末のような試合ができ、ブライトンに勝てればウェンブリーでの準決勝に勝ち進める。

チャンピオンズリーグを初めて経験したルカク
ユナイテッドの中で誰よりもチャンピオンズリーグの次ラウンドに勝ち進みたかった選手を挙げるなら、ルカクだろう。欧州最高峰のレベルを経験したのは今季が初で、セビージャからもゴールを記録した。

ユナイテッドの次戦は?
17日(土)にはオールド・トラッフォードでブライトンとのFAカップ準々決勝が開催される。1-0で勝った昨年11月のリーグ戦の再来が望ましい。

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