ノリッジ 0-1 ユナイテッド
土曜日に行われたプレミアリーグの一戦は、マンチェスター・ユナイテッドがクリスチアーノ・ロナウドのPKと、ダビド・デ・ギへアの見事なセーブにより、ノリッジ・シティーを1-0で下した。
ラルフ・ラングニック監督は、水曜日のUEFAチャンピオンズリーグでヤングボーイズと1-1で引き分けたチームから11名を変更したが、クリスタル・パレスを相手にに1-0の勝利を収めたチームと同じメンバーで今節に臨んだ。
この試合では、75分にロナウドが決めたPKが勝敗を分けた。ロナウドはボックス内で倒されると、自らPKを決めて勝ち点3をチームにもたらした。
しかし、この勝利はデ・へアの素晴らしいセーブがなければ得られなかった。特に試合終盤、カナリーズが同点ゴールを狙って猛攻を仕掛けてきた際、デ・ヘアがピンチを防ぎきった。
前半 - テレスがバーを叩く
キャロウ・ロードでの序盤は、お互いにテンポの良いフットボールが展開されるも、決定的なチャンスは生まれなかった。8分にコーナーを獲得すると、右サイドからのテーム・プッキのクロスをスコット・マクトミネイがブロックし、ユナイテッドは相手のセットプレーに無難に対処。
その直後、ディオゴ・ダロトがボックス左にクロスを上げると、ボールはマクトミネイの足元に落ちたが、ノリッジのディフェンダーが39番の攻撃を阻む。
13分、ユナイテッドはハイプレスによってフリーキックを得ると、蹴ったアレックス・テレスが直接ゴールを狙うも、ノリッジのディフレクションを経てクロスバーにヒット。
ロナウドがノリッジのキャプテン、グラント・ハンリーと競り合った後、ハンリーが負傷。結果、20分にヤコブ・セーレンセンと交代した。
25分、ブルーノ・フェルナンデスが巧みなスルーパスをマーカス・ラッシュフォードの前のスペースへ。ラッシュフォードは明らかに相手ディフェンダーに捕まっていたが、主審は笛を吹かずプレーを続行させた。
その後、プワヘタが右サイドから攻撃を仕掛け、プッキがシュートまで持ち込むもユナイテッドがクリアー。
さらに30分には、ダロトがボックス内でシュートを放つが、これはティム・クルルの正面を突くものだった。ユナイテッドは常に良いポジションでボールを奪い、素早く前に出て攻撃していたが、残念ながらオープンプレーからのビッグチャンスは作れなかった。
37分、ロナウドがノリッジのボックス内で体をひねってターンして左足でシュートを放ったが、クルルに弾き返されてしまう。
続いてノリッジがルップのヘディングシュートを放ったが得点にはならず。一方、前半終了間際にはハリー・マグワイアが見事なヘディングシュートを放ったが、これもクルルが指先で弾き、ゴールレスのまま前半を終えた。
後半 - ロナウドの得点で勝利
後半はホームのノリッジがチャンスを作るようになる。プワヘタがデ・ヘアに挑むようなシュートを放つも、ユナイテッドの守護神に当たって流れる。
54分、ユナイテッドはラッシュフォードがゴールに向かって飛び出したが、オザン・カバクの強烈なタックルに阻まれ、しかもオフサイドの判定を受けた。
一方で、デ・へアはボックスの端からシュートで終わったプッキの攻撃を片手で飛び込むようにして防ぎ、ファインセーブでチームを救う。ユナイテッドは、ノリッジのコーナーを何度も凌ぎ、攻撃に転じてはラッシュフォードが右のポストをかすめるシュートを放つ。
カナリーズは再び攻撃に出たが、強烈なシュートはマクトミネイが見事にブロックし、恐れずにスライディングして、ホストを阻んだ。
このような状況の中、ラングニックは67分にジェイドン・サンチョに代えてメイソン・グリーンウッドを投入。その直後、ビクトル・リンデロフが腹部に違和感を覚えてプレーできなくなったため、さらに交代を余儀なくされた。
しかし、エリック・バイリーが投入される前にユナイテッドはPKを獲得。ロナウドがボックス内でマックス・アーロンズに倒され、ダレン・イングランド主審は迷わずペナルティスポットを指差したの。アーセナル戦と同様、7番がこのボールをゴールに押し込み、ユナイテッドが先制。続いてトレードマークのゴールパフォーマンスにアウェイサポーターは熱狂した。
ロナウドの先制点から数分後、デ・へアがまたしてもワールドクラスのストップを見せ、カバクのヘディングシュートを防いだ。
82分にダロトと交代でバイリーが入ると、ホームチームは続けてチャンスを迎えたが、これもなんとか耐えて無失点に抑える。
追加タイム4分、ユナイテッドはラッシュフォードが左サイドをドリブルで突破し、ボックス内のロナウドを見つけてボールを出すも、これは合わない。
ロスタイムには、デ・へアがまたしても見事な反応でヘディングシュートを防ぎ、ユナイテッドが死闘を制して勝ち点3を獲得した。
試合情報
ノリッジ:クルル;アーロンズ、ハンリー(C)(20分にセーレンセンと交代)、カバク、ヤヌリス;ルップ(76分にレース・メルと交代)、ギルモア、マクレーン;プワヘタ(70分にキャントウェルと交代)、プッキ、サージェント
出場機会のなかったサブ:バイラム、ダウエル、ムンバ、ガン、イダー、トムキンソン
ユナイテッド:デ・へア;ダロト、リンデロフ(74分にバイリーと交代)、マグワイア(c)、テレス;フレッジ、マクトミネイ;サンチョ(67分にグリーンウッドと交代)、フェルナンデス(88分にファン・デ・べークと交代);ラッシュフォード、ロナウド
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、ヒートン、ジョーンズ、ショー、リンガード、エランガ
得点:ロナウド(75分 PK)
イエローカード:ダロット