試合レポート:ノッティンガム・フォレスト2-1ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドはノッティンガム・フォレストに2-1で敗れ、2023年を終えた。
シティ・グラウンドでの一戦は、ニコラス・ドミンゲスの得点でホームチームが先制。アレハンドロ・ガルナチョのパスを受けたマーカス・ラッシュフォードが今季3点目をあげて同点に追いついたが、モルガン・ギブス・ホワイトに勝ち越し弾を許して敗れた。
後半の追加タイムは10分以上あったが、同会場では1992年以来の敗戦を喫した。
前半 - 少ないアクション
開始1分、ドミンゲスのシュートはコビー・メイヌーの頭に阻まれ、コーナーキックとなったが、前半はゴール前でのアクションが少なく、全体的なクオリティも低かった。
ラファエル・ヴァランヌは、アンソニー・エランガのクロスをゴール前にそらしたが、一瞬、自分のゴールネットを揺らしたかのように見えた。
ユナイテッドは、フォレストのキーパーを務めたターナーが少し緊張した面持ちでボールを保持していたにもかかわらず、目立ったプレーを見せることができなかった。
前半にユナイテッドが放ったシュートは1本のみで、アーロン・ワン・ビサカのシュートはブロックされた。
後半-フォレストでのフラストレーション
エリック・テン・ハフ監督はメイヌーに代えてスコット・マクトミネイを投入したが、試合のパターンはほとんど変わらなかった。また、アントニーに代えてアマドを投入。同選手は2021年12月にヨーロッパリーグでヤングボーイズと対戦して以来の出場を果たした。
後半に最初のシュートはディオゴ・ダロトが放ったものだった。同じサイドバックのワン・ビサカのパスを受けたダロトは、遠目からポスト直撃のシュートを放つ。
しかし、この流れを生かせない。マクトミネイとジョニー・エバンスへの軽率なチャレンジでギブス・ホワイトにイエローカードが出されると、徐々に荒い展開に。そして64分、ホームチームが先制する。エランガがゴンサロ・モンティエルにボールを送ると、ドミンゲスがボックス内のスペースに飛び出し、右足でゴールを決めた。
ブルーノ・フェルナンデスのコーナーキックにガルナチョが合わせたが、ボレーシュートは地面にバウンドし、ネットの上に。ターナーのミスパスを受けたガルナチョは、冷静さを保って前進し、正確にラッシュフォードにフィード。これをラッシュフォードが落ち着いて蹴り込み、同点に追いつく。
だが、エランガのマークが甘かったシーンを生かされてしまい、エランガからのパスを受けたギブス・ホワイトがオナナをかわして2-1とする。
再びビハインドを背負ったユナイテッドは、エリクセンのコーナーキックからフェルナンデスがボレーシュートを放つが、ターナーがセーブ。その直後、同じ動きでフェルナンデスがシュートを放つと、エリア内でハンドがあったとアピールするも、主審は笛を吹かなかった。交代出場のセルヒオ・レギロンのシュートをターナーがセーブ。エリクセンもアマドのパスをシュートで終わったがワイドに流れて試合終了となり、2023年最終戦が残念な形で終わった。
出場チーム
フォレスト:ターナー;モンティエル(74分にウィリアムズと交代)、ニアカテ、ムリーリョ、アイナ(87分にトフォロと交代);ダニーロ(87分にマンガラと交代)、ドミンゲス(79分にハドソン・オドイと交代)、イエーツ(C);エランガ(87分にボリーと交代)、ウッド、ギブス・ホワイト
出場機会のなかったサブ:ヴラコディモス、タヴァレス、ウォーラル、クヤテ
ゴール:ドミンゲス(64分)、ギブス・ホワイト(82分)
イエローカード:ギブス・ホワイト、マンガラ
ユナイテッド:オナナ;ワン・ビサカ(90分にレギロンと交代)、ヴァランヌ、エヴァンス、ダロト;メイヌー(46分にマクトミネイと交代)、エリクセン;アントニー(54分にアマドと交代)、フェルナンデス(c)、ガルナチョ;ラッシュフォード
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、カンブワラ、ゴア、ハンニバル、ファン・デ・べーク、ペリストリ
ゴール:ラッシュフォード(78分)
イエローカード:ダロト、ヴァランヌ、ガルナチョ、エリクセン