マンチェスター・ユナイテッド 1-0 ウェストハム
オールド・トラッフォードでウェストハムと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、クレイグ・ドーソンのオウンゴールにより、1-0で勝利を収めた。
先月のFAカップでの対戦と同様に、今回の一戦も劇的な形にはならなかったものの、ユナイテッドが勝利。
この日の勝利により、同日の午後シェフィールド・ユナイテッドに5-0で完勝したレスター・シティーを再び抜いてプレミアリーグ2位をキープしている。
今週はACミランとのヨーロッパリーグ・ラウンド16 第2戦、それから週末にはレスター戦とビッグマッチが続く。
前半 - ラッシュフォードとグリーンウッドが決定機に絡む
静かな立ち上がりとなった一戦は、ユナイテッドのパスミスもあり、ウェストハムがその隙をつこうとする展開に。左サイドでは、ルーク・ショーの好パフォーマンスが光った。
ハマーズはチャンスらしいチャンスを作れず、アーロン・クレスウェルが中央にクロスを折り返すくらいで、ゴールキーパーのディーン・ヘンダーソンを慌てさせるまでには至らない。
ユナイテッドが好機を作ったのは25分だった。先週末エティハドでのマンチェスター・シティー戦で足首を負傷しながらも今節復帰したマーカス・ラッシュフォードにチャンス。右のメイソン・グリーンウッドから出されたクロスに反応したものの、シュートは枠をとらえられない。
今度は37分にグリーンウッドが絶好の機会を得る。ヘンダーソンのスローインからブルーノ・フェルナンデスへと繋がり、ラストパスを受けたグリーンウッドが絶妙なタイミングでシュートまで持っていったが、ゴールキーパーのウーカシュ・ファビアンスキのファインセーブに阻まれる。
ラッシュフォードも再びヘディングでゴールに迫ったが決められず、前半はスコアレスのまま終了した。
後半 - オウンゴールで勝ち点獲得
タイトな試合になってしまうかと思われた中、後半の早い時間帯にユナ���テッドが試合を動かした。
53分、ダニエル・ジェームズからの低いクロスがラッシュフォードに通ると思われた中、ウェストハムはウラディミール・ツォウファルが懸命に足を伸ばしてクリアー。このプレーで獲得したコーナーキックをフェルナンデスが蹴ると、ドーソンがヘディングで自陣のゴールネットを揺らし、ユナイテッドが1-0とリード。
フェルナンデスの鋭いシュートにより2-0になるかと思われたが、ファビアンスキにまたも阻まれてしまう。
先に失点したことで、デイヴィッド・モイーズ監督も攻めざるを得なくなり、マヌエル・ランシーニとサイード・ベンラーマを投入。攻撃的な2人が加わったことで、ウェストハムはテンポを上げ始める。
64分にはジャロッド・ボウエンのヘディングが見られたが、これはオフサイド。しかし、それまでとウェストハムの戦い方が明らかに変わった。
ウェストハムに押し込まれる時間帯もあった中、77分にはカウンターアタックからグリーンウッド がシュートも、ポストに嫌われる。
攻め続けるウェストハムを相手にリードを守りきり、ユナイテッドが勝利を収めた。
試合情報
ユナイテッド:ヘンダーソン、ワン・ビサカ、マグワイア(キャプテン)、リンデロフ、ショー、フレッジ、マクトミネイ、ジェームズ、フェルナンデス、ラッシュフォード、グリーンウッド
出場機会のなかったサブ:グラント、ビショップ、バイリー、テレス、トゥアンゼベ、ウィリアムズ、マティッチ、アマド
得点:ドーソン(53分 オウンゴール)
イエローカード:ワン・ビサカ、マクトミネイ、ラッシュフォード、ジェームズ
ウェストハム:ファビアンスキ;クーファル、ディオプ、ドーソン、クレスウェル、ジョンソン(62分にベンラーマと交代)、ライス、ソウチェク、ノーブル(キャプテン、62分にランシーニと交代)、ボウエン、アントニオ
出場機会のなかったサブ:マーティン、アウヴェス、バルブエナ、トロット、コヴェントリー、オドゥベコ