ニューカッスル 0-2 ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、アウェイでのニューカッスル戦に2-0で勝利し、オーレ・グンナー・スールシャール監督体制となってから4連勝を飾った。
後半に交代出場したロメル・ルカクのファーストタッチで先制したユナイテッドは、マーカス・ラッシュフォードが追加点を決め、スールシャール監督はサー・マット・バズビーに次いで就任から4連勝を達成した。
また、クリーンシートで終われたことも大きい。ニューカッスルも劣勢になってから猛反撃を見せたものの、ユナイテッドの最終ラインを崩すまでには至らず。チェルシーがホームでサウサンプトンと引き分けたため、トップ4浮上も現実味を帯び始めた。
ユナイテッドは、4-1で勝利したボーンマス戦から3選手を変更。アシュリー・ヤング、出場停止のエリック・バイリー、ジェシー・リンガードに代えて、キャプテンのアントニオ・バレンシア、フィル・ジョーンズ、フアン・マタが先発に起用された。
試合序盤からコントロールしていたユナイテッドだったが、ニューカッスルGKのマルティン・ドゥーブラフカを慌てさせたのはラッシュフォードのフリーキックくらいだった。反対にクリスティアン・アツにはスペースを使われ、ダビド・デ・ヘアが対応をすることに。ビルドアップのプレーからはジョーンズが痛恨のパスミスを犯したが、自陣内でサロモン・ロンドンをタックルで阻止してミスを帳消しに。
アントニー・マルシャルのシュートはサイドネットを揺らすも、ニューカッスルはアツが再三に渡り攻撃の形を作り、ユナイテッドゴールに攻め入った。ユナイテッドもチャンスを作るも、最後の部分で決めきれない時間帯が続く。ビクトル・リンデロフからのロングパスを受けたラッシュフォードがシュートを狙うも、ドゥーブラフカにブロックされ、マルシャルもポール・ポグバとマタとの連携からシュートまで持っていけたが、ゴールネットは揺らせない。
ポグバのシュートもワイドに外れるも、プレスを続けるユナイテッドに対し、ドゥーブラフカは運にも恵まれ失点を回避。前半の終盤には選手が負傷してプレーが止まる時間帯も見られ、両チーム無得点のまま折り返した。
ロンドンに競り勝ったリンデロフからボールを受けたラッシュフォードがチャンスメークし、オンサイドのポジションのままゴールに向かうも、数多くあった選択肢の中から自らシュートを打つことを選んだが、決められない。ニューカッスルはアツのシュートがワイドに流れ、交代出場のジョンジョ・シェルヴィーにもシュートを許すも、デ・ヘアが阻止。
ユナイテッドの守備陣がアツへの対応を迫られた中、スールシャール監督は選手交代を決断する���マルシャルとマタを同時に下げ、ルカクとアレクシス・サンチェスを投入。この直後、ラッシュフォードのフリーキックをドゥーブラフカが弾いた所にルカクが詰めてゴールネットを揺らし、ついに均衡を破ることに成功する。
アツとシェルヴィーがシュートを放つなど、ニューカッスルも気持ちを強く持って反撃を開始。勝負を決めるには、追加点が必要なのは明らかだった。そして残り10分、ルカクとラッシュフォードが状況を打開した。右サイドに走り込んだルカクのパスを中央でアレクシスが受け取り、それをラッシュフォードにパス。これを冷静に蹴り込み、ユナイテッドがリードを2点に広げる。
後半追加タイムにはポグバにも決定的なチャンスが見られたものの、ドゥーブラフカをかわして放ったシュートはコースを外れた。だが、ユナイテッドがそのままリードを保ち続け、2019年初戦を勝利で飾った。
試合情報
ニューカッスル:ドゥーブラフカ、イェドリン、シェア(80分に武藤と交代)、ラッセルズ(c)、ヘイデン、ダメット、ディアメ(52分にシェルヴィーと交代)、アツ、リッチー、ロンドン、ペレス(69分にケネディーと交代)
出場機会のなかったサブ:ウッドマン、ルジュン、マンキージョ、ホセル
イエローカード:ラッセルズ
ユナイテッド:デ・ヘア、バレンシア(c)、リンデロフ、ジョーンズ、ショー、エレーラ、マティッチ、ポグバ、マタ(63分にアレクシスと交代)、ラッシュフォード(87分にリンガードと交代)、マルシャル(63分にルカクと交代)
出場機会のなかったサブ: ロメロ、ダルミアン、ヤング、フレッジ
イエローカード:リンデロフ、ショー
次戦
土曜日にオールド・トラッフォードでレディングとのエミレーツFAカップ戦が行なわれる。試合は、日本時間21:30開始予定。
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