今季のレッズはスロースターター?
マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、土曜のランチタイムに行われるプレミアリーグのアストン・ヴィラ戦では、試合開始直後から全開で挑むことが重要だと強調した。
今シーズンの試合では、レッズはまだ試合開始後10分間での得点がない。
リーグ戦では最速でも最初の得点をあげるまでに30分を要している。開幕戦のリーズ戦では、ブルーノ・フェルナンデスが30分に得点したのを皮切りに、ユナイテッドは5-1で大勝した。オールド・トラッフォードでのニューカッスル戦でも、復帰初戦のクリスティアーノ・ロナウドが前半のインジュリータイムであげたゴールが最初の得点だった。
週中のウェストハム戦では、途中から投入されたメイソン・グリーンウッドが最初のタッチでゴールを決めるかとも思われた。彼は今シーズンすでに3点をマークしているが、いずれも後半戦に決めたものだ。
そして前節、先週日曜のウェストハム戦でも、ロナウドが35分に同点に返すまで、ユナイテッドは1-0で相手にリードを許していた。
唯一早い時間帯にゴールを決めたのはチャンピオンズリーグのヤングボーイズ戦で、クリスティアーノが13分に得点した。しかしその後逆転を許し、試合は2-1でユナイテッドが敗れている。
水曜のウェストハム戦でも、ユナイテッドは9分にマヌエル・ランシーニに得点され、先制を許した。
これは、オーレが断ち切りたいと願っている立ち上がりのよくないパターンだ。カップ戦での敗北でも明らかになったように、成功のための最高の状況を得るには、開始直後から素早く飛び出す必要があると指揮官は考えている。
「最初の10分は非常にスローだった。ポゼッションがあるときもないときも、のんびり歩く歩行者のようだった」ハマーズに敗れたあとの会見でそう話したオーレ。
「そのような立ち上がりのプレーには満足していない。その後奮起したのはよかったが、この様な状況の試合を続けていては、勝利は望めない」
「ゲームの入り方を向上させる必要がある」
スタジアムを埋めた72000人の観衆は、キックオフからチームをサポートし続け、シアター・オブ・ドリームズの雰囲気は熱狂的だった。
それを肌身で感じていたことを、右サイドバックのディオゴ・ダロトもツイートしている。
『今夜、僕たちはベストを尽くしたが及ばなかった。ファンのみんな、いつもながら素晴らしい応援をありがとう。次の試合に向けて、懸命に頑張るよ』
土曜のアストン・ヴィラ戦でも、レッズはオールド・トラッフォードの観衆から熱烈なサポートを受けることだろう。オーレは、選手たちがそれを素早く力に変えてくれることを願っている。