ヴァランヌはW杯前の6試合を欠場

フランス代表のセンターバックは、スタンフォード・ブリッジでの試合開始からおよそ1時間後、ブルーズのストライカー、ピエール・エメリク・オーバメヤンに挑んだ際に足を負傷。ピッチを退く際には、ひどく動揺した様子だった。

カタールでのワールドカップ開催は、あと１ヶ月後に迫っている。2018年大会の優勝者であるヴァランヌは、当然ながら、この大会に出場できない可能性を懸念していたことだろう。

ヴァランヌの状態は、当初心配されたほど深刻なものではなかったが、木曜に行われるシェリフ・ティラスポルとのヨーロッパリーグ戦はもちろん、ワールドカップ前の試合にも出場しない。

「ラファ・ヴァランヌはメンバーに加わらない」とテン・ハフは報道陣に語った。「彼はワールドカップまでの、マン・ユナイテッドの試合ではプレーしない」。

エリックは、ヴァランヌがディディエ・デシャン監督率いるフランス代表に加わるかどうかについては明言を避けた。タイトル防衛のチャンスがかかっているフランスは、グループDでオーストラリア、デンマーク、チュニジアと対戦する。

「そうだとは思う。けれど、どうなるかはまだわからない。リハビリテーションがどう進むか、その経過を待つしかない」。

ヴァランヌが欠場することで、ハリー・マグワイア復帰の可能性が浮上した。

クラブキャプテンはイングランド代表に帯同中に太ももを負傷したが、現在は全体練習にも参加している。水曜午後のトレーニングセッションもこなすことができれば、テン・ハフのディフェンスオプションに加わることができるだろう。

シェリフ戦の後は、ユナイテッドは日曜の16:15（日本時間月曜0:15）にウェストハムを迎える。

来週はレアル・ソシエダ戦のためスペインへ遠征し、アストン・ヴィラとのダブルヘッダーのあと、ワールドカップ開幕前の最後の試合となるアウェーのフラム戦に挑む。