レアル・ソシエダ 0-4 マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・ソシエダとのヨーロッパリーグ・ラウンド32 第1戦でトップクラスのパフォーマンスを披露し、4-0で快勝した。
トリノで開催された今回の一戦は、ユナイテッドが圧倒。ラ・レアル(ソシエダの愛称)に何もさせずに快勝した��
ブルーノ・フェルナンデスのゴールで前半に先制。ブルーノが後半に決めたゴールは当初オフサイドが疑われたものの、VARによりオンサイドポジションだったと認められて得点と判定された。マーカス・ラッシュフォードのゴールも映像判定後に認められ、ダニエル・ジェームズが試合終盤に4点目を突き刺した。
前半 - ブルーノのゴールで均衡を破る
試合開始からスピーディーな展開で始まった一戦は、元ユナイテッドのアドナン・ヤヌザイがファーストシュートを放つ。ユナイテッドはラッシュフォードがゴールキーパーのアレハンドロ・レミーロと1対1の状況を作り出すも、シュートはブロックされる。逆にソシエダはアレクサンデル・イサクがニアを狙ってシュートを放ったが、ディーン・ヘンダーソンがはじき返した。
徐々に試合をコントロールし始めたユナイテッドは、その後も引き続き攻め続ける。フェルナンデスのクレバーなパスを受けたスコット・マクトミネイがボックス内に入るも、ダビド・シウバのプレッシャー、それからタイトなアングルだったこともあり、シュートはレミーロに足でブロックされてしまう。
直後、アレックス・テレスのクロスをフェルナンデスがラッシュフォードに流し、我らが10番がシュートもレミーロに対応される。リバウンドにブルーノが頭で合わせるも、今度はロバン・ル・ノルマンにクリアーされる。
先制点が生まれたのは27分だった。ラッシュフォードのパスに飛び出したフェルナンデスは冷静にポジションを見極め、ソシエダのイゴール・スベルディア、ル・ノルマン、レミーロが交錯したのを見逃さずにゴールを決めた。
後半 - ゴールラッシュ
後半開始からラ・レアルも攻勢に転じたが、ヘンダーソンの出番はパンチングで防いだ一度のみだった。
それに対してユナイテッドは57分にリードを広げる。またもゴールリストに名を連ねたのは、フェルナンデスだった。フレッジ、ラッシュフォードとボールが繋がり、ブルーノはダミーとなってゴール前に。最終的にボールを蹴り込んだものの、このシーンはオフサイドと判定されてしまう。ところが、VARで確認後に判定が改められ、2点目をマーク。リプレーで確認した結果、ブルーノの前にボールに触れたのはジェームズではなくナチョ・モンレアルだった。
その後、フレッジのスルーパス1本からラッシュフォードが右足でレミーロを相手にフィニッシュさせ、3-0。
今週クラブとの新契約にサインしたばかりのメイソン・グリーンウッドも魅せる。ジェームズのゴールをお膳立てしたかと思われたが、オフサイド。VARが入ってゴール判定になることを期待したが、かなわなかった。グリーンウッドは自らシュートを放つなど積極的なプレーも見られた。さらに、アーロン・ワン・ビサカの素晴らしい上がりからグリーンウッドのシュートに繋がったが、これはワイド。
完全に試合を掌握したユナイテッドは、終盤にエリック・バイリーからのパスを右サイドで受けたジェームズが一人で持って上がり、4点目を記録。アマドも交代出場ながらファーストチームデビューを果たし、レミーロに向かうシュートを放つプレーを見せた。
試合情報
レアル・ソシエダ:レミーロ、サルドゥア(74分にゴロサベルと交代)、ル・ノルマン、スベルディア、モンレアル、シウバ、イジャラメンディ(キャプテン、74分にゲバラと交代)、メリーノ、ヤヌザイ(80分にポルトゥと交代)、イサク(80分にバレネチェアと交代)、オヤルサバル(86分にバウティスタと交代)
出場機会のなかったサブ:マレロ、ララナーガ、ムニョス、グリディ、サニャン、メルケランス
イエローカード:ル・ノルマン
ユナイテッド:ヘンダーソン、ワン・ビサカ、バイリー、マグワイア(キャプテン)、テレス、フレッジ、マクトミネイ(60分にマティッチと交代)、グリーンウッド(83分にアマドと交代)、フェルナンデス(83分にマタと交代)、ジェームズ、ラッシュフォード(68分にマルシャルと交代)
出場機会のなかったサブ:デ・ヘア、グラント、リンデロフ、ショー、トゥアンゼベ 、ウィリアムズ、ショアタイア
得点:フェルナンデス(27、57分)、ラッシュフォード(65分)、ジェームズ(90分)
イエローカード:ワン・ビサカ