会見で話すモウリーニョ

サウザンプトン戦直前チーム状況

金曜日 29 12月 2017 14:33

マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、サウザンプトン戦での攻撃オプションについて言及した際、ロメロ・ルカクの貢献度を高く評価するとともに、ベルギー人FWは休ませることはできないと話した。

土曜の午後にオールド・トラッフォードで行われるサウサンプトン戦を前にした会見の席でモウリーニョは、ルカクもズラタン・イブラヒモヴィッチも完全にフィットしている状態ではないと話した。2人はボクシングデーのバーンリー戦には揃って先発出場したが、長期間療養していたスウェーデン人FWは、いまだ完全復帰に向けて励んでいる途中にある。

「ルカクを休ませるわけにはいかない」と話したジョゼ。

「プレミアリーグで20試合、90分間プレーするということは、ストライカーにとっては信じがたい快挙だ。もちろんどの選手にもそれは同様だが、たとえばセンターバックや守備的MFなど、いくつかのポジションでは、エネルギーの出し具合はより調整可能であるから、耐え凌ぐことができる」

「しかしプレミアリーグでプレーするストライカーが、20試合、90分間プレーしていることについては、彼(ルカク)のパーソナリティやキャラクターがあればこそだ。ここ数試合はアンラッキーだった。直接的な要因になったとは言わないが、いくつかの失点のシーンに彼は絡んでいた。休養が必要だということの表れ、あるいはタイミングといったことの結果だ。しかし彼は私やチームのために、常に持てるものすべてを出し切って素晴らしい働きをしてくれている。彼にはなんの不満もない」

監督から高い評価を受けるルカク

2人のフォワードをふたたび同時に起用するかと聞かれると、

「それはありうることだが、それを可能にするには2人ともがベストのコンディションである必要がある。そして現時点ではそうではない」とモウリーニョは答えた。

「片方は、現在のチーム状況から言ってまったく休息をとることができていない。それなのに彼はいつも全力でプレーしている。カップ戦でようやく休ませることができたが、それでも不測の事態に備えてベンチ入りはしていた」

 

「チャンピオンズリーグも同様だ。(グループリーグの)最終戦まで次ラウンド通過を確実にするために全力で戦う必要があった。彼は疲れている。モンスター級のフィジカルを備えてはいるが、それでも彼はマシーンではない。彼自身もそれを感じているだろう。そしてズラタンは重傷を負った。20歳の若手が追うような怪我だが、彼は37歳で、とんでもなく長い間トップレベルでプレーしてきた。だから回復は容易ではない。バーンリー戦では2人を同時に起用した。必要があれば今後もその機会はあるだろうが、そのためには両者ともがベストの状態でなければならない」

回復に励むイブラヒモヴィッチ

クリス・スモーリング、マッテオ・ダルミアン、アントニー・マルシャル、アントニオ・バレンシアはみな負傷中で、彼らは今週末の試合のラインナップには加わらないと指揮官はMUTVに話した。しかしバーンリーでイエローカードを得たために出場停止が懸念されたマルコス・ロホは出場可能。マイケル・キャリックとマルアン・フェライニ、エリック・バイリーの3人は欠場が確定している。

サウザンプトンはストライカーのチャーリー・オースティンが出場停止。サイドバックのライアン・バートランドとセドリックは怪我で欠場する見込み。フィルジル・ファン・ダイクはリヴァプールへの移籍が決まったため出場しない。