トッテナム 2-0 ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは今季初のアウェイゲームとなったトッテナム・ホットスパー戦で、パべ・マタル・サールのゴールとリサンド・マルティネスのオウンゴールにより、2-0で敗れて今季初黒星を喫した。
アントニー、アレハンドロ・ガルナチョ、ブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォード、そして月曜日の試合で決勝点を決めたラファエル・ヴァランヌがゴールに迫った序盤の45分間は、攻撃的だった。
しかし、アンジェ・ポステコグルーが監督に就任し、得点王でキャプテンのハリー・ケインがバイエルン・ミュンヘンに移籍して以来初めてのホームゲームに臨んだスパーズは、後半に違いを生み出した。
サールとマルティネスのオウンゴールがスコアの明暗を分けたが、新GKグリエルモ・ヴィカーリオもホストの勝利に大きく貢献した。
前半:ユナイテッドが押せ押せムードも、トッテナムがゴールに迫る
ポステコグルー監督のもと、より攻撃的なスパーズになるとエリック・テン・ハフ監督が警戒した中で、実際にはアントニーとガルナチョがサイドから脅威を与え、ユナイテッドが序盤の主導権を握る。
アントニーとガルナチョがこの試合の最初の2本のシュートを放ち、ガルナチョのシュートはヴィカーリオのセーブを必要とした。ヴィカーリオは、ラッシュフォードがニアポストまで攻め込んできたときにユナイテッドのチャンスを阻んだ。
ラッシュフォードは、ブルーノ・フェルナンデスのラボーナパスからフリーでヘディングシュートを放ったが、バーを越えてしまう。
ガルナチョの次のシュートは、同胞のクリスティアン・ロメロが両手を上げてブロックしたためVARで確認するも、PKは与えられず。この判定に、テン・ハフ監督たちは困惑していた。
フェルナンデスが完璧なタイミングでスパーズのディフェンスを振り切ったものの、ルーク・ショーの見事なパスを決められず、ボールはわずかに枠を外れた。さらにヴァランヌがヘディングシュートを放つが、これはヴィカーリオに弾かれる。
スパーズはわずか数秒の間に2度、木枠を叩く。まず、右サイドバックのペドロ・ポロがロングレンジシュートを放つが、これはクロスバーに直撃。サールのシュートはショーにディフレクト後、右のポストに嫌われる。
後半:スパーズが2点
再開からわずか4分後、サールがボックス内に侵入し、ハーフボレーでオナナの頭上を越えてゴールを決めた。ユナイテッドがポゼッションを許した後、トッテナムの右ウィングでデヤン・クルセフスキが十分なスペースと時間を得て、サイドラインからボールを切り返した。
オナナは、ディスティニー・ウドジェのゴールをセーブ。さらに、マルティネスがボックス内でロメロに果敢に挑んだ場面もあった。ヴィカーリオがアントニーのトレードマークのシュートを弾き、フェルナンデスのフリーキックに反応したカゼミーロのヘディングシュートをワールドクラスのセーブでゴールを許さない。
ユナイテッドのブラジル出身による攻撃以外では、後半はスパーズが非常に優勢だった。ケインがバイエルン・ミュンヘンに移籍した後でクラブキャプテンに就任したソン・フンミンは、ショーのブロックによって阻まれたが、決定的なシュートを放つ。テン・ハフ監督は、フレッシュな足で主導権を取り戻そうと3枚替えを行った。ワン・ビサカ、ガルナチョ、アントニーに代わって、ディオゴ・ダロト、ジェイドン・サンチョ、そして元トッテナムの人気者クリスティアン・エリクセンが交代出場。
ポステコグルー監督はウドジェとリシャルリソンを外して対応し、イヴァン・ペリシッチとベン・デイヴィスがホームチームの2点目を演出した。ペリシッチは、スパーズの左サイドで自由自在にボールを操り、ファーサイドの隅に向かって低い弾道のシュートを放った。リプレイではマルティネスが最後のタッチをしたように見え、トッテナムがリードを広げる。
アントニー・マルシャルとファクンド・ペリストリが終盤に交代出場し、流れを変えようと試みる。右ウイングで躍動するペリストリのペースは、特に後半追加タイムの9分間、スパーズを慌てさせた。しかし、ペリストリがエリア内で倒れ込み、PKを要求した場面も却下され、今季初黒星を喫した。
試合詳細
トッテナム:ヴィカーリオ;ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ(70分にデイヴィスと交代);サール(76分にホイビュルクと交代)、ビスマ;ソン、マディソン、クルセフスキ;リシャルリソン(70分にペリシッチと交代)
出場機会のなかったサブ:フォスター、ロイヤル、サンチェス、スキップ、ロ・セルソ、ソロモン
ゴール:サール(49分)、マルティネス(83分 OG)
イエローカード:ウドジェ
ユナイテッド:オナナ;ワン・ビサカ(66分にダロトと交代)、マルティネス、ヴァランヌ、ショー;カゼミーロ、マウント(85分にペリストリと交代);アントニー(66分にエリクセンと交代)、フェルナンデス(c)、ガルナチョ(66分にサンチョと交代);ラッシュフォード(85分にマルシャルと交代)
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、ヴィテック、リンデロフ、マクトミネイ
イエローカード:ワン・ビサカ、アントニー、フェルナンデス