今シーズンで最高の個人プレーは?
マンチェスター・ユナイテッドの2022-23シーズンでは、数々の素晴らしい個人プレーが見られた。
エリック・テン・ハフ監督の初陣となった今シーズン、レッズは国内カップ戦では両コンペティションとも決勝に進出し、カラバオカップで優勝、プレミアリーグでは3位、そしてヨーロッパリーグではバルセロナを締め出した。その過程では、マン・オブ・ザ・マッチの候補に選ぶべき素晴らしいパフォーマンスが数多く存在していた。
その中からは我々は7人の選手をフィーチャーした10シーンを厳選した。
各選手の寸評を読んで、ユナイテッドの今シーズンのベスト個人パフォーマンスを選ぼう。
リサンドロ・マルティネス :対リヴァプール (H)
この一戦が、オールド・トラッフォードのファンたちがこのアルゼンチン人DFに惚れ込むきっかけとなった試合であることは間違いない。ブレントフォード戦でのプレーは批判されたが、この重要な対戦でリサンドロは鋼鉄のような屈強なパフォーマンスを披露。モハメド・サラーへのハードなプレッシャーで戦いに挑む姿勢を見せたこの瞬間は、このセンターバックのアグレッシブな本質を示す典型的な例となった。
マーカス・ラッシュフォード :対アーセナル (H)
イングランド代表FWは、そのペースとフィニッシュ能力でガナーズのディフェンスを恐怖に陥れた。我らが10番は、ブルーノ・フェルナンデスのスルーパスからゴールを決めてユナイテッドにリードをもたらした。この得点シーンだけでなく、この試合中、マーカスは絶えずアーセナルを苦しめ続け、リーグの序盤戦で首位に立っていた彼らに、初の黒星を献上した。
ブルーノ・フェルナンデス:対トッテナム (H)
レッズが価値ある勝利を手にしたこの一戦では、ポルトガル代表MFが原動力としてなって、レッズが前半戦を圧倒。フレッジの先制点に続き、ブルーノはウーゴ・ロリスの華麗なダイビングをかわす絶妙なシュートで2点目を奪った。その後さらに追加点も決めたが、これは惜しくもオフサイド判定で無効となった。
アーロン・ワン・ビサカ :対クリスタル・パレス (A)
セルハースト・パークで文句なしのマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは、ワン・ビサカだ。前半、ルーク・ショーの好機にクロスを提供、さらに守備ではパレスの危険人物であるウィルフリード・ザハを抑えこんだ。マイケル・オリゼのフリーキックでパレスが同点に追いついた後、パレスは終盤、あわや勝ち点3を奪うかという絶好のチャンスを得たが、ワン・ビサカがシーズンベスト級のタックルでザハの得点を阻止。古巣との対戦をドローでしのいだ。
カゼミーロ :対レディング (H)
カゼミーロが傑出した活躍を披露したエミレーツFAカップ4回戦。前半のラッシュフォードのゴールはVAR判定により無効とされたが、後半、カゼミーロはセンターフォワード並の落ち着きで、アントニーのパスから先制点、続いてディフレクションを押し込み4分の間に2点をゲット。ポール・インス率いるロイヤルズを玉砕した。
マーカス・ラッシュフォード: 対バルセロナ (A)
マンチェスター出身のマーカスが、世界最高峰の選手たちと対等に渡り合えることを証明した夜だった。リーガ・エスパニョーラの首位に立っていたバルセロナの本拠地、カンプ・ノウで、ラッシュフォードは相手が誇る屈強ディフェンスを苦しめた。GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンを出し抜いたニアポストへのクレバーな一撃だけでなく、そのスピードでカタルーニャ勢のペースをかき乱すと、ジュールズ・クンデのオウンゴールを誘発。後半、ゴールに向かっていたラッシュフォードを倒した際にカードが出されなかったのはクンデにとってラッキーだった。
カゼミーロ :対ニューカッスル (H)
カゼミーロが大舞台での強さをウェンブリーで見せつけた。レッズをテン・ハフ体制初のトロフィー獲得に導くという使命のもと、ルーク・ショーのクロスから放ったヘディングシュートは、マグパイスの闘志を打ち砕いだ。さらにピッチ中央では圧倒的な存在感を披露。後半、ニューカッスルにギアが入ったときの落ち着いた対応ぶりは、彼がなぜ真の勝者と評価されるのかを示していた。
アレハンドロ・ガルナチョ :対ウェストハム・ユナイテッド (H)
ウェンブリーでの激闘を経たレッズが、その疲れも癒えぬ間にもうひとつの国内カップ戦での望みをつないだ逆転勝利。導線に引火する役割を果たしたのは、ウィンガーのガルナチョだった。延長戦に突入か、と思われた瞬間、彼はストレットフォード・エンドの前で完璧なタッチから絶妙にカーブをかけたシュートを放り込んだ。オールド・トラッフォードで急成長を遂げたガルナチョの、威圧感と自信を象徴するパフォーマンスだった。
マルセル・サビツァー :対セビージャ (H)
バイエルン・ミュンヘンから期限付きで加入したオーストリア代表MFが、このヨーロッパリーグのセビージャ戦のスター選手だ。試合開始から25分で決めた2本のの素晴らしいゴールは、彼がいかに脅威となり得る存在かを示した。1本目はフェルナンデスのパスから、そして2本目は、アントニー・マルシャルのスルーパスに反応して、相手GKをかわした。レッズはこのラウンドを勝ち抜くことはできなかったが、サビツァーの際立ったパフォーマンスは、強烈な印象を残した。
カゼミーロ :対チェルシー (H)
エリクセンのセットプレーに反応したカゼミーロは、試合開始後わずか6分で先制点をマーク。しかしその後のプレーこそが彼の真骨頂だった。ジェイドン・サンチョにノールックパスを通すと、最後はマルシャルが仕留めた。この試合の結果、ユナイテッドは来季のチャンピオンズリーグ出場権を確定した。
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