W杯出場を決めたレッズは?
2021年最後のインターナショナル・ブレイクが終了。来年カタールで開催されるワールドカップに出場する国の顔ぶれも揃い出した。
まだ重要なプレーオフの試合は残されている。またCOVID-19の流行により日程に影響を受けたヨーロッパ以外の地域では、1月にも試合が予定されている。
しかし、何人かのレッズにとっては、2022年末に開催されるこの世界的なイベントへの出場を現実的に考えられる段階になってきた。
マグワイアがイングランド代表記録を更新
記事ハリー・マグワイアがイングランド代表ディフェンダーの得点ランクで歴代1位に浮上。
出場確定
アルバニア(5-0)とサンマリノ戦(10-0)に大勝したイングランドは、グループIを首位で終えた。両試合で先制点をあげたのはキャプテンのハリー・マグワイア。ルーク・ショーとマーカス・ラッシュフォードはコンディションを理由に両戦を欠場したが、ディーン・ヘンダーソン、ジェシー・リンガード、ジェイドン・サンチョ、メイソン・グリーンウッド等が、現指揮官の下で代表キャップを積み上げた。
フランスは、カザフスタンに8-0で勝利し、グループDから出場を決めた。レッズの3人、ラファエル・ヴァランヌ、ポール・ポグバ、アントニー・マルシャルはいずれもこの試合には出場していないが、彼らは連覇を狙うディフェンディング・チャンピオンのメンバーとしてディディエ・デシャン監督の構想に入っていることだろう。
ダビド・デ・ヘアのスペインは、ラスト2戦に勝利して、スウェーデンを制してグループB首位を決めた。デ・ヘアはこの両戦には出場しなかった。2018年大会出場を逃しているオランダ代表は、ノルウェーを退けて決勝進出を決定。ドニー・ファン・デ・ベークはルイス・ファン・ハール監督のチーム入りに意欲を燃やしている。
今予選でブラジル代表の中心的存在を担ったフレッジ。南米予選はまだ終了していないが、ブラジルはすでにカタール行きを決めている。アレックス・テレスもメンバー入りを狙っていることだろう。
プレーオフ進出
最後までスペインを追い詰めたビクトル・リンデロフのスウェーデンは、惜しくもグループ2位に終わるも、欧州から残り3席をかけて戦うプレーオフ出場枠をゲットした。本戦に出場できることになれば、U-21代表で活躍し、A代表に昇格されたアンソニー・エランガも、有力な戦力となることだろう。
スコット・マクトミネイは体調不良で欠場したが、スコットランド代表は、モルドバとデンマークに勝って来年3月のプレーオフ出場を決めた。ホームアドバンテージを得たスコットランドがその権利を有効に活かせるか。
クリスティアーノ・ロナウド、ディオゴ・ダロト、ブルーノ・フェルナンデスの3人は、日曜のセルビア戦に挑んだが、アレクサンダル・ミトロビッチの試合終了間際のヘッド弾により2-1で敗れ、ポルトガル代表にしては非常に珍しい、ホームでの予選敗戦という痛恨の結果を味わった。ユーロ2016のチャンピオンはプレーオフに臨むが、ここではイタリアと対戦する可能性もある。
ウェールズもプレーオフに挑む。ダンディー・ユナイテッドに期限付き移籍中のディラン・レヴィットは招集を受けたが、その後離脱している。
ハンニバル擁するチュニジアは、アフリカ大陸の最終予選に挑む10カ国に入っている。アフリカからはここから5カ国が出場権を得る。
未確定
直近の予選ではエディンソン・カバーニが不在だったウルグアイ代表は、南米からの残り4席を競っている。
火曜のボリビア戦に3-0で敗れたラ・セレステは現在7位だが、現時点で、自動的に出場権が得られる位置にいるコロンビアとわずか1ポイント差につけている。
3位と4位が、すでに出場が確定したブラジルとアルゼンチンに加わり、5位の国が、2022年初旬に行われる大陸間プレーオフに臨む。
敗退決定
グループ戦の最後でカメルーンに敗れたコートジボワールは、敗退が確定した。カメルーンは10カ国間のプレーオフに挑む。ヤオウンデで行われたこの試合に出場していたエリック・バイリーとアマドにとっては残念な結果となった。
イーサン・ガルブレイスがメンバー入りしていた北アイルランドは、イタリアと0-0で引き分けるなど善戦したが、スイス、イタリアが上位2位を占めたグループCで3位に終わり、敗退が確定した。