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アーセナル 0-2 ユナイテッド

エミレーツ・スタジアムでアーセナルに2-0で敗れ、マンチェスター・ユナイテッドにとっての2020年初戦は、残念な結果となった。

前半にニコラス・ぺぺ、ソクラティス・パパスタスソプーロスにゴールが生まれ、ミケル・アルテタ新監督が初勝利をあげた。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、バーンリーと対戦した昨年の最終戦から3選手を変え、ブランドン・ウィリアムズ、アシュリー・ヤング、アンドレアス・ペレイラに代えて、ルーク・ショー、アーロン・ワン・ビサカ、ジェシー・リンガードを先発に起用。

先発出場したエミレーツでの直近2試合でゴールを決めているリンガードは、ダニエル・ジェームズ、アントニー・マルシャル、そして12月のユナイテッド月間最優秀選手賞に輝いたマーカス・ラッシュフォードと攻撃陣を組んだ。ラッシュフォードは、試合開始30秒にシュートを放つも、アーセナルのゴールキーパー、ベルント・レノに対応される。

エミレーツ・スタジアムでボールを追うダニエル・ジェームズ

序盤に良い展開を作ったユナイテッドだったが、均衡を破ったのはホームのアーセナルだった。8分、セアド・コラシナツからのクロスがビクトル・リンデロフの踵に当たってこぼれ、マークされていなかったぺぺが確実に枠内シュートを決めて、アーセナルが先制した。

2分後には再びぺぺがボックス内に入り、ピエール・エメリク・オーバメヤンにクロスを入れるも、派手な一発を狙ったオーバメヤンのシュートはバーを越す。

先制したアーセナルの攻勢は強まり、30分にはぺぺがボックス内のアレクサンドル・ラカゼットに続けてパス。

ラカゼットは、ハリー・マグワイアをかわしてシュートも、これはダビド・デ・ヘアが守るエリアから遠ざかる。直後、ルーカストレイラがエリア内でボールを受けてシュートも、ワイド。

前半終了まで7分、デ・ヘアがぺぺのボールをクリアー後、厄介な存在のラカゼットがシュートを放ったが、枠を外す。

その後も攻撃に参加したぺぺのコーナーキックからアーセ���ルが追加点を奪う。42分、コーナーキックからラカゼットがニアで反応。一度はデ・ヘアが対応するも、ボールはリンデロフの後方に落ち、これをソクラティスが蹴り込んで2-0。

ユナイテッドは、前半終了間際にフレッジのフリーキックからマグワイアが頭で合わせたが、レノの正面だった。

後半開始からジェームズ、フレッジを起点に攻撃の形を作ったユナイテッドは、60分になる前に交代カードを切り、ジェームズとリンガードを下げてアンドレアス・ペレイラとメイソン・グリーンウッドを投入。

8分にぺぺのゴールでアーセナルが先制

この日が誕生日だったアンドレアスは、ネマニャ・マティッチからのパスをエリア内で受け取り、シュートもサイドネットを揺らす。しかし、交代出場後に即インパクトを与えた。

マルシャルとの連携からラッシュフォードがシュートもオーバー。ワン・ビサカがエリア内で倒れ、PKをアピールするも認められない。グリーンウッドも連携からシュートまで持っていくが、レノに阻まれてしまう。

ガナーズにプレッシャーをかけ続けたユナイテッドだったが、最後までゴールをこじ開けられなかった。

次戦は、土曜にアウェイで行なわれるウルヴズとのエミレーツFAカップ3回戦。そして来週火曜には、マンチェスター・シティーとのカラバオカップ準決勝 第1戦を控えている。

グラニト・ジャカと競るマーカス・ラッシュフォード

試合情報

アーセナル:レノ、メイトランド・ナイルズ、ソクラティス、ダヴィド・ルイス、コラシナツ(69分にサカと交代)、トレイラ、ジャカ、エジル、ぺぺ(62分にネルソンと交代)、ラカゼット(81分にグェンドゥじと交代)、オーバメヤン(キャプテン)

出場機会のなかったサブ:マルティネス、ホールディング、セバジョス

イエローカード:コラシナツ、サカ

得点:ぺぺ(8分)、ソクラティス(42分)

ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、ショー、フレッジ、マティッチ(80分にマタと交代)、ジェームズ(58分にグリーンウッドと交代)、リンガード(58分にアンドレアスと交代)、ラッシュフォード、マルシャル

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ジョーンズ、ヤング、ウィリアムズ

観衆:6万328人

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