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ブルーノ「大事なのはチームスピリッツ」

マンチェスター・ユナイテッドは、手に汗握る展開となったアストン・ヴィラ戦に2-1で勝利した。終了間際には、エリック・バイリーが渾身のブロックで相手のシュートを防ぎ、ドローの危機からチームを救ったが、終了後、真っ先にバイリーに駆け寄ったのがブルーノ・フェルナンデスだった。

自身もペナルティーキックを決めて勝利に貢献したフェルナンデスは、選手たちがバイリーを称えた姿は、チームのスピリッツが育まれているサインだと試合後い語った。

「選手達にとってもっとも重要なのは、チームとして熟成していくこと、お互いを想い合える仲間意識を育んでいくことだ。今日は、貴重なブロックをしてくれたエリックだったが、根底にあるのは、みんなが常に一緒だという意識だ」とブルーノはMUTVに話した。

「終盤の2、3分、スタンドから試合を見ていたら、みんなが声をかけあい、絶対に失点をせずボールをケアしようとがんばっていた。みんなが勝ち点3を渇望していた。そしてみんなが勝利を目指していた。このスピリッツをもっともっと育んでいくことが必要だ」

2021年初陣のMOMは?

勝ち点1をとるべく必死にしかけてきたヴィラを、バイリーのブロックもあって、レッズは退けたが、ブルーノは、終盤にこのような脅威にさらされる展開になること自体を避ける必要があると考えている。

「厳しかった。この経験から学ばないといけないね」

「しっかり勝ち切る術を知る必要がある。相手チームには得点できる力があるのだから」

「もっと早い段階で試合を決めてしまえるのが一番だ。このあたりにより意識を向けていく必要がある」

ユナイテッドは40分、アントニー・マルシャルのヘッド弾で先制したが、後半開始後まもなくベルトラン・トラオレに同点に返された。しかしフェルナンデスがその3分後にPKを決めた。

「失点したらすぐに奪い返せるのが理想だ。1-1の状態が長く続くと、そのうちミスが出てくる。追加点があのタイミングでとれたのは良かった」とブルーノは振り返った。


マルシャルのゴールではビルドアップで素晴らしい働きを、そしてファウルを受けて2点目となるPKをゲットしたポール・ポグバの活躍も光った。

「今日のポールはすごかった」

「1点目のシーンでは素晴らしいスキルを見せてくれた。彼のクオリティーは誰もが知っている。それは疑いないものだ。彼がチームを助けてくれる存在だということはみんなが知っている。今日は2ゴールともに絡んだしね」

「この先も、もっともっといろいろなものを供給してくれるはずだ。そうすれば試合ごとに彼の自信も増していく」

レッズは幸先の良い2021年のスタートを切った。そしてブルーノ���意識はすでに水曜のカラバオカップ準決勝、マンチェスター・シティー戦に向けられている。

「3ポイントをとれて良いスタートがきれた。この調子を継続していかないといけない。この次は別のコンペティションもある(シティー戦)。決勝戦に進出したいよ」。

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