マンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスが、プレミアリーグのリヴァプール戦に敗れたあと、率直に思いを語った。
ハリー・マグワイアの欠場を受けて、ポルトガルのプレイメイカーは、木曜夜の宿敵リヴァプール戦にキャプテンとして臨んだ。ブルーノは開始後10分に先制点を決めたが、残念ながらこの試合は、ユナイテッドにとって、忘れてしまいたい結果に終わった。
4-2という残念な敗戦のあと、ブルーノは興味深い分析をしてくれた。
「トレーニングでやったようにプレーしようとトライした。リヴァプールのような相手にリードを奪われて45分間を戦うからには、余計にプッシュして危険な状態を作り出す必要があった」とMUTVに話したブルーノ。
「相手にスペースを与えすぎた。それを相手はうまく利用して、2点を与えてしまった。ロッカールームではみんながっかりしていたよ。自分たちがミスをしたという自覚があったからね。でも僕たちはこのことから学んでさらに成長しなくちゃいけない。まだ完成したチームではないのだから」
試合はユナイテッドにとって有利な展開で幕を開けた。この試合がレッズで50試合めのリーグ戦となったブルーノが放ったシュートが、相手DFナット・フィリップスに当たってネットに入った。しかし前半終了前にリヴァプールが2点を決めて、1-2と逆転して前半戦を終えた。
「立ち上がりはよかった。先制点を決めて、その後もチャンスが作れていた」と振り返ったブルーノ。
「でもその後で失点してしまった・・・2点ともセットプレーからだ。この点はもっと修正する必要がある。今シーズンは多くのゴールをセットプレーで奪われている。さっきも言ったように、みんなロッカールームでは落ちこんでいた。もっと改善していかなくちゃいけない。次のフルアム戦で2位の座を確定したい」
ユナイテッドにとっては残念な結果だったが、リーグ戦で初めてキャプテンを務めたことは誇らしかったとブルーノは話した。彼は今シーズンのチャンピオンズリーグのパリサンジェルマン戦でもキャプテンマークを巻いている。
「このクラブのためにこの腕章を巻いてプレーすることがどれだけ光栄なことかは、みんなも知ってのとおりだよ」
「そして僕もその一人だ。とても誇らしい気分だ。また夢が叶った」
この日のゴールはブルーノにとって今季28点目だ。プレミアリーグのミッドフィールダーで彼より多く得点をあげている選手はいない。
次の試合は5月18日のフルアム戦だ。この試合では、シアター・オブ・ドリームスに1万人のファンが戻ってくることができる。ブルーノはファンの前でプレーできることを心待ちにしている。
「今シーズンこれまでやってきたことを思い出して、しっかりと自信をもちたい」今シーズンの戦いぶりについて、ブルーノはそう話した。
「試合に負けたあとは辛い。だけどしっかり消化して、そのことから学ぶことが必要だ。そして次の試合で、何かトライしようというときに決して尻込みしたりしないこと。僕たちはまだまだ成長する必要が��る。まだベストなチームじゃないことは自分たちもわかっている。いまは積み上げていく時期だ。成長を続けて、今日のようなミスを次回への改善点に変えていくことが大切なんだ」。