ダニエル・ジェームズは、プロ選手になってから受けた最高のアドバイスは、ユナイテッドのレジェンド、ライアン・ギグスから受けたものだったと明かした。
ライアン・ギグスやオーレ・グンナー・スールシャールについて語ったジェームズ
「今シーズンになってからは、僕がここにいるのは理由があるからだ、と思えるようになった。それで自分の昔のプレー映像をたくさん見返してみたんだ。その中で僕は、僕らしいプレーをしていた。それから最近の映像を見てみた。そうしたら、全然その頃みたいにプレーしていなかった」
「周りの選手から学んで、それを取り入れるのは大切なことだけれど、究極的には、自分がここにいるのは、僕にしかできないことがあるからなんだと気がついた。ギグシーが、『自分らしくやればいいんだ』と言ってくれたことは、僕にとって本当に大きな気づきになった」
そのアドバイスがいかに今シーズンの彼のプレーに生かされているかは明らかだ。自分が持つクオリティーをピッチの上で発揮しようという意志は���彼を輝かせ、ユナイテッド入団以来ベストなパフォーマンスを披露するに至っている。
「シーズンの初めころはあまりプレー機会がなかった。そのことを受け入れて日陰の存在に甘んじていいのか、と自分に問いただしたとき、答えはノーだった。僕はここでプレーしたい。他の場所じゃなくてね」
「監督とそのことについて話した。イスタンブールでのチャンピオンズリーグ戦(対バシャクシェヒール)の前だったと思う。『いつでもプレーする準備はできています』と監督に言ったら彼は、『トレーニングで、君が自分らしさを発揮しようとしている様子を見て、私もそれはわかっていたよ。以前の君が戻ってきたようだね』と言ってくれた。だから『そうなんです、だからプレーできます!』と答えたよ」
「監督はその試合で僕を使ってくれた。そして僕はゴールを決めることができた。そこからは、自分にできることをやる、そしてこのチームに自分の存在価値を得るにはどうするかを考えるようになった」
「つまりは、日々のトレーニングでできることをすべてやる、ということだ」